レベル別:英語で道案内勉強法
2026.07.07
目次 ー
はじめに
Hello! イングリッシュビレッジのAyanaです。
皆様は、英語で道を聞かれた経験がおありでしょうか。とっさに英語を話さなくてはいけないために自信を持てなかったり、言い方に迷ったりすることもあるかと存じます。道案内をする機会の有無に関わらず、道案内英会話を学ぶことで単語、文法の見直しができるというメリットがあります。この度は、レベル別に道案内のための英語を上達させる方法についてお話させていただきます。

初級レベルの方の道案内学習方法
伝える気持ちをもつことがゴール
伝えようとする姿勢を持ち、発言をすることが目標となります。もし道を突然聞かれても英語力の自信を理由に断らずに、対応をしてみましょう。完璧な英語を話す必要はなく、道案内は「Right 」「Left」など基本的な単語を使うだけである程度は可能であり、カタカナ英語や単語のみの利用でも問題はありません。身振り手振りを使うことによっても相手に伝える意思が更に伝わり、道を聞く人はその気持ちを感じるだけで安心するでしょう。
例文1: 状況:英語で渋谷駅への行き方を聞かれた。
道を尋ねる人: Excuse me, could you tell me how I can go to the Shibuya station? すみません、渋谷駅への行き方を教えてくれませんか?
答える人: …..Shibuya? 渋谷ですか?(Shibuyaという単語だけ聞こえた)
道を尋ねる人: Yes, I want to go to the Shibuya station. はい、渋谷駅に行きたいです。
答える人: Station, okay. Go straight. 2nd light, turn…. 駅ですね、分かりました。まっすぐ行って。2つ目の信号、曲がって….
道を尋ねる人: Turn at the second traffic light. To the left, or right? 二つ目の信号で曲がるんですね. 左に行くのですか、右に行くのですか?
答える人: Left. 左。
道を尋ねる人: Left. I see. Thank you so much! 左ですね。わかりました。 ありがとうございます。
どんな会話が発生するかは予測不可能ですが、この例では何度か言葉のキャッチボールを交わすことで言いたいことを伝えることができます。上記のような例でもたどたどしさはあるものの、伝えたいことは伝えられています。
英語を使う環境に身を置くことの重要性
英語が伝わればよいとしても、どうしても慣れない外国語を突然話すのは負担になることがあるかと存じます。その場合は、日ごろから英語に触れる機会を持つことが効果的です。そうすることで、突然英語を話す必要が出てきた時に焦らずに対応ができます。例えばYouTube等で英語の音声を聞くことで英語の音に慣れ、英会話教室を利用して講師と英語を学びながら会話をすることにより英語をインプット、アウトプットする機会を得ることが出来ます。
英会話のレッスンにおいては、フリートークをしていただくことも可能ですが、それが難しければ教科書を用いて講師に付き添ってもらう形でのインプットを進める方法もあります。知っている英語が少ないと、どうしてもアウトプットが難しくなりがちです。しかし、教科書を使ってその場でインプットをしながらその知識を使って次の問題に進み、講師に声を出して答えを伝えることでアウトプットも行えます。講師とマンツーマンでやることで臨場感があり、間違えもその場で直してもらえて、講師から発音も聞けるのでその場で英語を身につけやすくなります。
このようなインプット、アウトプットの練習を積むことで、とっさの道案内にも対応しやすくなります。

中級レベルの方の道案内勉強方法
正しいフレーズを理解する
単語のみの発話ではなく、フレーズを理解して覚えることで流暢さが向上します。そのために、道案内に役立つフレーズを調べてみましょう。インターネットで「道案内 英語 フレーズ」と検索すると、道案内で使える実用的な英語の例文が多く見つかります。また、道案内で使えそうな単語を想像し、その単語を調べて覚えておくことも良いでしょう。実際に道案内の機会が現れなくとも、基本的な単語記憶の見逃しに気が付けることにはメリットがあります。
分からない文法の調べ方
道案内フレーズの例を見ていると、そのフレーズの文法が理解できない場面に出会う可能性があります。その意味をインターネットで調べると、答えが見つけにくい、または解説が理解しづらいこともあります。
その場合は、本来の意味と異なる可能性があるとしても自分で腑に落ちる説明を見つけることを目標にできます。自分の中で筋の通る論理を見つけることは、もしそれが結果として少しずれた理解であったとしても、正しい理解をするための有意義な過程となります。また、文を作るときに毎回細かな文法を意識する必要はなく、あくまでインプットをしやすくるすために文法を理解することで、記憶に定着させることが出来ます。
フレーズの記憶促進方法
実際に自分で文章を作ることでフレーズの記憶が強まるので、文を自作してみましょう。
例えば道を聞かれる場面を仮定し、説明のみを英語で考え、文章を作ってみましょう。わからない表現は調べながら文章を作っていきましょう。
例文2:(考えた架空の状況)田園都市線の渋谷駅地下改札で、サクラステージへの行き方を聞かれた。
①You can go from the C3 exit following the sign over there. そこにあるC3出口にむかう標識を見ながら行けます。
②If you keep following signs, you will see a long escalator leading to the ground. 標識に従って歩いていると、地上に向かう長いエスカレーターが見えます。
③After finishing riding on that, turn left and go straight on for 1-2minutes, passing under an elevated railway. (エスカレーターに)乗り終わったら、左に曲がって1、2分まっすぐ進み、高架下をくぐり抜けてください。
④You will see Sakura Stage on your left. 左手に桜ステージが見えます。
道案内分を一通り作成したら、発音をしてみましょう。このように、自分がよく知っている場所を始めとして自分なりの道案内文章を作ることでフレーズ作成力が鍛えられます。
文法の記憶方法
新たな文法を記憶するのにも、文の自作が使えます。「英語にするのが難しそう」と思える文が見つかれば英語で翻訳文を自作し、翻訳アプリまたはインターネットで出てくる文と比べましょう。正解文は、「こんな書き方もあるのか」という新たな学びに繋がります。しかし、正解となる同じ意味の文はいくつもありますので、自分が書いた文章が正しいかどうかを確かめるには、ネイティブ講師に聞くのがベストでしょう。
文法を効率的に記憶するためには、構造を理解することにも大きな効果がありますが、文をセットとしてそのまま覚えるという方法もあります。
例えば、「Go straight on」「On the right (side)」「Go straight for 〇 blocks」などの頻出文を記憶しておくとすぐに実践として使うことが出来ます。

上級レベルの方の道案内にも役立つ勉強方法
文法の本質的な理解を目指す
英語でより細やかな道案内をするためには、文法の理解が必要です。例えば道案内で多用する品詞である前置詞、副詞は、その本質的な意味の感覚をつかむことが流暢な使用の実現に繋がります。
ある品詞の同じ文字(「off」など)がついている熟語を並べ、そこに共通するイメージを分析することでそれを達成することが出来ます。
例えば、Call off (中止する),Ward off (避ける), Taper off(次第に減る)等、同様の副詞「off」が付く熟語を見つけて、まとめてoffという文字に共通する意味を考えます。
または、同じ文章の前置詞の違いによって意味が変わることを確認することもできます。例として
On behalf of / In behalf of ~の代わりに、~の利益のために
Anxious for/Anxious about ~を切望している、~を心配している
等があります。
このような品詞の用法を理解しながら記憶し、前置詞や副詞のニュアンスの違いを認識することで理解できる英語の幅が大きく広がります。
新しい品詞用法を学ぶ方法
新しい品詞用法を学ぶ学習方法の一つとして、特定の品詞リスト(副詞、前置詞など)を出し、それを見ながら英語記事や洋書を読むという方法があります。英文を読みながら、新しい品詞の使い方を見つけたらメモをとります。また、新しく学んだ品詞の用法を利用して文を書き、それをネイティブにチェックしてもらうことで客観的な理解のチェックができます。
他にも、同じ単語の品詞を変えることで同じ意味の核を保ったまま様々な表現を作ることが出来るため、それをまとめて記憶、理解することも効果的です。
例文3:Allege (動詞:主張する)の品詞変化形を使った文
He alleged his hearing for not answering his wife’s question. 彼は妻の質問に答えないのを耳が悪いからだと主張した。
Allegedly, she is undergoing extensive health protocol to extend her life span. 伝えられるところによると、彼女は寿命を延ばすために厳しい健康管理を行っている。
He made an allegation that he has found a new species of insects. 彼は新しい昆虫種を見つけたと主張した。
She is alleged to be the first person to live until 120. 彼女は120歳まで生きる初めての人間になると言われている。
このように、同じ単語の様々な品詞での用法と意味を知っておくことで効率よく学習することが出来ます。

おまけ
全英語レベルの方に共通して、英語の発音を強化することは相手に聞き取ってもらうため、そして自分が聞き取れるようになるために非常に重要です。発音を劇的に変える英会話のコツを参考に、発音の勉強も併せて行っていきましょう。
おわりに
このように、道案内という実践的な英語を足掛かりに英語を学ぶことで、幅広い場面で役立つ英語力をつけることができます。それに加え、英語に日常的に触れ、実際にそれを活用する機会も持つことで、英語力を全体的にアップさせることが期待できます。これからも様々な機会に備えて効果的に英語を勉強していきましょう。
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執筆者: 馬瀬彩奈 ― イングリッシュビレッジスタッフ 海外滞在歴3週間以内 英検1級 TOEIC IP 945 中学生から英語に興味を持ち始め学習に力を入れる。大学ではメディア学を学びながら英語学習を継続。英語学習には多くの時間を要することから継続をしていくための学習環境、サポート、自身の興味・目標等が重要であることを学ぶ。 英語を学ばれる方の楽しく効果的な学習の過程を支えたくイングリッシュビレッジのスタッフになる。多様な英語学習目的を持つ方がご来校されることを知り、全てのお客様にとって快適な学習環境をご提供することに注力中。 |
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監修: 辻 賢太郎 ― バイリンガル英会話コーチ 英会話コーチング歴9年 アメリカ在住11年 TOEIC990点 アメリカの4年制大学でApplied Computingの学位を取得。大学卒業後は日本のIT企業で7年勤務し、学生時代や業務内で英語を教えていた経験を活かすために英会話コーチに転職。海外在住経験やビジネスで英語を使った経験をもとに、英会話コーチとして200人以上の受講生の英会話目標達成をサポート。 |

