2020.10.08

一体どんな仕組みなの?!【英会話で学ぶアメリカ大統領選挙2020❶】

皆さんこんにちは。English VillageスタッフのMoenoです。

さて今回は、タイトルにもある通りアメリカ大統領選挙(US Presidential Election)についてシェアをしていきたいと思います!

 

アメリカ大統領選挙

アメリカだけでなく世界中が注目しているアメリカ大統領選(US Presidential Election)。最近は日本のニュース番組でも毎日のように見ますよね。

そんな大統領選、英会話レッスンの教材としても使用している方を最近ちらほら見かけます。

しかし!!!

「日本とは政治制度が違いすぎてよくわからない!」

「英文記事が見たことない単語ばかりで読めない!』

とご相談いただくことが多く、「やっぱりもう少し簡単な内容にしてみます」とトピックを変えられる方もこれまたちらほら。

 

そんな方のために、今回はとりあえずこれだけ知っておけば大丈夫!大統領選挙制度英語表現も合わせてシェアしていければと思います。

とは言っても私も決して詳しいわけではないので、新宿西口校講師のGeorgeに聞いた話も加えながらお話していきます(笑)(Georgeは政治関係に関わらず基本何でも知っているんです・・・!)

 

一番最後には英単語のおさらいもあるのでお見逃しなく。

それではlet’s get started.

大統領制,二大政党制,共和党,民主党

アメリカの政治制度

まず、アメリカの政治制度は日本の議員内閣制(Parliamentary system)とは違い、大統領制(Presidential system)ですよね。

そして主に共和党(Republican Party)民主党(Democratic Party)の2党からなる二大政党制(two-party system)です。1852年以降の大統領は全員、共和党員(Republican(s))民主党員(Democrat(s))のどちらかから選ばれています。詳しい話は後ほどお話しますね。

 

さて日本とは違いアメリカは国民が大統領を選ぶことができることはご存知でしょうか。とはいっても国民が直接大統領を選出するのはなく、各州ごとにいる選挙人(Electors)という人たちに投票し、その選挙人が大統領候補者に投票するというものになります。(★詳しくはまた後ほど)

初めに知っておくべき基本情報はこちら。

選挙権,任期,三選禁止,ルーズベルト

アメリカの選挙権

アメリカの選挙権(Voting right)は日本と同じ18歳以上です。

また、大統領の任期(Term)は4年間で、三選禁止というルールがあります。三選禁止というのは2回までの当選はセーフだけど3回当選するのはアウトということ。

1940年の大統領選挙の際、当時大統領だったFlanklin D. Roosevelt氏が当時の慣例であった2選までというのを破って3選、そして1944年には4選してしまったんです。

はっきりとしたルールではなく、また第二次世界大戦真っ只中だったということもあり許されたようですが、その後1951年に憲法としてしっかりとしたルールができたそうです。

 

そしてここからが本題のアメリカ大統領選挙のお話になります。

投票,ドナルドトランプ,ジョーバイデン,共和党,民主党

今回の大統領選挙は誰がどこから出馬するのか

まず、今回の選挙。共和党(Republican Party)からは現大統領のDonald Trump氏。民主党(Democratic Party)からは前副大統領(Vise President)のJoe Biden氏が出馬しています。

それぞれの党にはシンボルマークがあり、共和党(Republican Party)はゾウ、民主党(Democratic Party)はロバ。

ちなみに歴代の大統領では、共和党(Republican Party)の場合Richard Nixon氏や、George W. Bush氏、民主党(Democratic Party)の場合、John F. Kennedy氏や前大統領のBarack Obama氏がいます。

今回の大統領選でJoe Biden氏に決まった場合、78歳という過去最高齢でのアメリカ大統領就任になるそうですでにBiden氏ではなく、副大統領候補のKamala Harris上院議員(Senator)に目が向けられているとかいないとか・・・?

選挙人?スウィングステイト?

さて、冒頭でも少し触れた大統領が決まるまでの過程について簡単にお話しますね。

先程、『国民が直接大統領を選出するのはなく、各州ごとにいる選挙人(Electors)という人たちにまず投票しその選挙人(Electors)が候補者(Candidate)に投票していく』とお伝えしました。

選挙人,投票

アメリカ合衆国、50州と首都ワシントンの特別区の各州に合計で538名の選挙人(Electors)がいるんですね。

この人たちの票で大統領が決まるのですが、当選するのに必要な票は過半数(majority)の270名分です。

 

得票率,勝者総取り方式,選挙,スウィングステイト

そしてちなみに、50州のうちのメーン州とネブラスカ州の2つの州は得票率(Voter turnout)で選挙人(Electors)を分けるそうですが、その他48州と首都ワシントンの特別区は勝者総取り方式(Proportional System)といって、選挙人(Electors)の票を多く獲得した候補者(Candidate)が、その州の選挙人(Electors)を全員獲得できてしまう仕組みなんです。これは私も驚きました。

・・・とはいっても。

大体の州はずっと昔から支持する政党(Political Party)が決まっているらしく、結果は見なくても予想できてしまうらしいんです。

 

じゃあ何のための選挙なの?って思いますよね。

 

そこで鍵になってくるのがスウィングステイト(Swing State)と呼ばれるもの。

いわゆる激戦州です。選挙毎に候補者(Candidate)に入る票が揺れる(分かれる)州、『Swing State』があります。『Swing State』はその大統領選挙期間、基本的に毎日入れ替わりはあるようですが、大体毎回『Swing State』として名前が挙がってくるのはこちらの州。

フロリダ州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ミシガン州、アリゾナ州、ウィスコンシン州、ミネソタ州、ニューハンプシャー州、ジョージア州、ノースカロライナ州、バージニア州、コロラド州、ネバダ州、アイオワ州、テキサス州、オハイオ州など。

この『Swing State』でどちらの候補者(Candidate)が選挙人(票)(Electors)を獲得するのかが大統領選で注目されているというわけです。

 

現在はBiden氏が優勢と言われていますが、何が起こるかわからないアメリカ大統領選挙。思いもよらない結末が待っているかも・・・?

 

さて今回は、アメリカ大統領選挙の超基本情報をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?

細かい内容や、今回の大統領選の予想などは、今回出てきた単語をもう一度おさらいして、『英語』で調べてみてくださいね!

 

英単語,頻出単語,英文記事,大統領選挙

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また、細かい内容をもっと知りたいと思った方は、是非次のレッスンで先生に聞いてみてください!

それでは!また次のブログでお会いしましょう!

See you again soon! Hope you all have an amazing day!!