2021.05.17

日本語と英語の違い・講師Colleen【横浜校】

Hi,イングリッシュビレッジ横浜校Atsukoです。

横浜校には日本語上級レベルの講師が沢山います。今回はその中の一人、アメリカ人講師Colleenについて書きたいと思います。

Colleenは昨年秋頃から空き時間やオフの日を使って日本語の勉強を始めました。以前、日本語学校に通っていたこともあり、中級~上級レベルで話すことができます。携帯やPCのトラブルなどは、ある程度電話でも日本語でやりとりができるので感心します。

元々は漢字がすごく好きで日本語に興味を持ったというColleenですが、「以前に比べてスキルが落ちた。また語学学校に通いたい」と言っており、「まずは今年の秋に日本語検定を受ける!」と決めたようです。

自宅でも勉強をしているので、スクールで会う日は1~2回私のところに質問にきます。Colleenの質問は私にとっても英語の勉強になるので毎回「今回の質問はなんだろう?」とワクワクします。

 

普段のようにColleenからの質問に答えている時、日本語の文章から英語に直す際に、私達が英文にするのと外国人の作る英文に違いがあることに気付きました。

まず文章を読んだ時に、私は頭の中で全体の意味を理解し、それをColleenに伝える為に英文にするのですがColleenの場合、全体の意味を理解する前に、一つ一つの言葉の意味を考えます。そこから結び付けて自分なりの解釈のもと英文にするのです。

私達が英語の勉強をする時と同じですよね。直訳すると合っていても実際のニュアンスが少し違うとか、全く意味が違うなど。

教えてあげると「あー、そういうことなのね」と自分の部屋に戻り、自分なりにPCで調べてから別の例文で言葉の意味を確認しているようです。そしてまた疑問に思ったことがあると何度も納得がいくまで質問にきます。

 

Colleenの日本語の勉強方法や吸収力をみていると、新しくでてきた言葉はとにかく声にだし、更に例文などを作って自分のものにしていくことがいかに語学の習得に必要かということに気付かされます。

そんなColleenが最近一番はまった言葉は
『猫をかぶる』でした。
Colleen:「Atsuko、猫をかぶるってput on cat?」
Atsuko:「She is pretending~ こんな感じかな?」
色々と例文を作り納得していましたが、数日間は「猫をかぶる。面白いね。可愛いね。」とレッスンの中でも生徒様と話していました!

 

① 話が一周まわって戻る。
② 大勢の中では自分の意見が通らないこともある。
③ 今度ゆっくり遊びにきてください。

これらも
① 一周まわる→go around
② 通る→ go by
③ ゆっくり→slowly

言葉から考えるとこのようになりますので、「これはどういうこと?」となってしまうわけです。

① We’re back to our first topic.
② There are times when my opinions aren’t accepted by the crowd.
③ Please come again when you have more time.

どこにも上記の日本語訳からの単語はでてきませんね。

 

英単語一つ一つ覚えるのもテストの為には大切ですが、映画や実際の講師との会話からよりネイティブらしい表現を学ぶのも面白いですね。

When in Rome(郷に入ったら郷に従え)
私が最近習った言葉です。

外国人に日本語のボランティアをしたいなんて思っている方がいましたら、是非Colleenの日本語勉強のサポートをしてあげて下さい。(勿論、英語で説明です♪)

とても明るく、何事にも全力なColleenと是非話しにきて下さいね。

Have a nice day.
Atsuko