2021.06.22

英会話スクール《それぞれの利点・欠点》【横浜校】

Hi,イングリッシュビレッジ横浜校のAtsukoです。

『さあ、英会話やってみよう!』って思ったのに、電車に乗っていても街を歩いていても色んな英会話スクールの広告が沢山あって、どこがいいんだろう?と迷ってしまいませんか。

ネットで色々調べてみても、イマイチ何が違うのか何が良いのかわからないから選べない、なんて経験はないでしょうか。今日は私自身が様々なスクールに通った経験を通じて、それぞれのスクールのリアルな特徴や事情についてご紹介したいと思います。

私自身、これまで数十年の中で色々なタイプの学校に通ってきました。日本とアメリカのグループレッスンスクールとマンツーマンスクール、イギリスのグループレッスン語学学校。

今回は、今までの私の通ったスクールについて書いてみたいと思います。

大手英会話スクールA グループレッスン(日本)

一番最初のきっかけは25年ほど前の夏、アメリカの高校に留学にいっていた知人が夏休みの帰国時にアメリカ人の友達2人を連れてきました。そこで初めて英語を話している友達をみてすごいな!と思ったことと、色々彼らに聞いてみたいことがあったけど何も聞けなかったと悔しい経験があり、初めての英会話スクール検討を始めました。

会社の同僚にその話をしたら「私も英語やってみたい!」と言うので、2人で仕事帰りに通えるスクールAにちょっと見学に行きました。近くに他のスクールもなかったこともあり特に検討もせずに、そのままグループレッスンに申込みをしました。

このスクールでは、英語力別のクラスがあり、私は初心者クラスに入ることになりました。仕事帰りに夜のクラスに通いましたが、4~5人ぐらいのグループでした。その時は初心者でしたが、同僚と一緒ということもあり安心感もありましたが、同時にグループレッスンなので他人の前で自分が英語で話すという気恥ずかしさもありました。レッスン自体は学生時代のように教科書にそって進めていく感じで、毎週授業前にノートに書いた日記を受付に提出し、レッスン後や翌週に講師が添削をして返してくれたのですが、半年しても、あまり英語が上手くなったという実感はありませんでした。

あとで思えば、読んだり聞いたりする勉強はしましたが、グループなので自分が英語を話す機会はあまりありませんでした。他のスクールに通ってわかりましたが、自分から沢山話す練習をしないとなかなか話せるようにならないのではと感じます。

Boston University CELOP 海外語学学校(アメリカ)

ボストン大学内のCELOPという語学学校に通いました。ここは卒業し、更にTOEFL試験で基準点に達していた場合、大学に正規入学できるということで、生徒も大学に入るためのTOEFL試験目的が多く、主に文法中心の学校でした。

授業は各クラス15人前後のグループレッスンで、月曜日から金曜日まで週に5日、午前中3時間みっちりと勉強をし、午後は週に2日選択科目がありました。講義スタイルで授業を聞き、実際に問題を解き、ペアワークで質疑応答やロールプレイなどで定着させていきました。

この学校の良かったところは、とにかく反復で授業が進み、宿題も毎日出され、日本人がクラスにいなかったこともあり毎日学校でも家でも勉強・勉強の環境下でした。

クラスメイトも色々な国から集まっていたので、刺激されることが沢山ありました。課外活動もSchool Tripやイベントも時々あったので、クラスメイトとフリーで話すような時間も沢山ありました。(当時のたどたどしい英語でも、なんとかお互いコミュニケーションはとれていたので、楽しい思い出しかありません)

この学校には3ヶ月コース×2回、合計半年通いましたが、料金が高かったことと(鮮明には覚えていないのですが、現在みても$7,000。当時1ドル145円前後だったので3ヶ月で100万近くはかかった記憶です。)内容が試験対策だったこともあり、より話す能力を伸ばしたいと思いその後、また違う学校を探しました。

英会話スクールB グループレッスン(アメリカ)

4~5人のグループレッスン。ここでは四角いテーブルのお誕生日席に講師がいて、生徒は向かい合いで座るスタイルでした。

テキストは会話方式になっているところと、少しストーリー形式になっているところがあり、ディスカッションや会話的フレーズを習ったりしました。

この時のクラスは南米からの生徒とイタリア人の生徒で、同じレベルとは思えないほど周りのクラスメイトは読むのも上手に感じましたし単語も沢山知っていると感心しました。少人数ということで皆ととても親しくなり、この時のメンバーとはお互いの家を周り各国の手作り料理を持ちより、よくホームパーティーをして楽しかったです。

 

週2回で3ヶ月通いました。 CELOPで文法の基礎はしっかり学びましたが、テキストなどはしっかりまとめられていたため、ここでようやく話すことに慣れたと感じました。しかし、グループレッスンだったので、レッスン中も、人の意見を聞くというより自分の番に備えてひたすら考えていたような気がします。自分の考えを述べる前に、先に同じような意見がでてしまうので「I agree with 〇〇」ばかり言っていた気もします。

そのためここでは話す実践的なレッスンができたとは思いますが、やはりグループレッスンだったので、そこまで話す力がついたかといえば後述のマンツーマンレッスン程の効果は無かったと思います。

あとは、致命的ではありますが、継続するには値段が高すぎでした。(こちらは3ヶ月で日本円20万円ぐらいだった気がします。教科書も購入し前スクールの金額が高すぎたので、初めはこれでも安いと感じました)

 

 

 

 

 

 

 

London Metropole Collage グループレッスン(イギリス)

ここは1クラス10名程度のグループレッスンの学校でした。ロンドンは学生ビザで週に20時間まで働くことができたので、しっかり勉強するという留学生もいましたが、その一方で、安い学校に籍だけおいて仕事、授業のあとも仕事、という生徒も多く、入ってから分かったのですが、この学校は後者でした。

ちゃんと学校に来ない生徒も多く、学校に行っても日本人生徒2~3名と顔を合わせる程度でしたので私もすぐに辞めてしまいました。今思うと、講師もあまりやる気がなく、少ない人数で先に進むことを避けていたのか、しっかりと学んだ記憶が全くありません。しっかりと調べた上で学校決めをしない場合、このようなタイプの学校に留学してしまう恐れもありますので是非参考にしてみてください。

EnglishVillage マンツーマン(日本)

かなりのブランクのあと、2018年にイングリッシュビレッジに入社することになり始めてのマンツーマンで勉強を再開しました。最初は、ブランクがありすぎて英語面接の時も全く英語が出てきませんでした。

1年目は仕事を覚えるので精一杯。ネイティブ講師がすぐ近くにいても、英語の出来るスタッフに任せていたところもあり、日常業務内での連絡であれば講師になんとか伝えられる程度のレベルでした。そこから2年目になり、少し仕事に余裕が出てきたので、再度しっかり英会話を頑張ることを決めて、毎週週1回のレッスンを受講することに決めました。

イングリッシュビレッジはテキストを使わなくてもいいので、テキスを使って進める日や、自分の書いたものを添削してもらう日、この教科書を使ったレッスンを試したい、オンラインレッスンの画面共有で試してみたい、ZoomMeetingでの勉強をしたいなど、仕事関連の部分も含めてネイティブ講師には色々なレッスンへの対応をしてもらっています。

EVでは講師が毎回「今日やりたいことは何かある?」と聞いてくれるので「この前、こう言いたかったんだけど、どう言えばよかったかな?」「アメリカの友達がこういう表現を使っていたんだけど、これはどういう意味?」「前回の単語で例文を作ってみたから、確認してほしい」など、個人的な要望がどんどん疑問・解決でき、毎週楽しく学んで、今では大体の事は英語で伝えられたりできるようになっています。

 

まとめ:いくつかの学校を経て、今思うこと

グループレッスン
・全くできない初心者には安心と思いますが、そもそも話せるようにならなかった。
・私は友達と一緒に参加しましたが、一人で参加しても社交的な人はお友達になれる可能性もある。ただし、知らない人の前で英語を話すのが恥ずかしい人にはお勧めできない。
・学校の授業のようなので、講義スタイルで自分が英語を話す時間自体は短い。人の間違った英語をたくさん聞かされるという点がある。
・それを考えると割高。

海外学校
・英語漬けで外国人の友達ができる(ネイティブでは無くて同じ学生同士)
・授業料が高く、留学となるとハードルは結構高い。(生活費・アパート代もかかります)
・日本人が多い学校に行ってしまうと海外の学校に行っても英語の上達の邪魔になってしまう。
・スクールとは呼べないレベルのところに当たるリスクもある

マンツーマン:一番お勧めです
・初心者でも自分に合った内容やペースにあわせてもらえるので良い。わからないところなどは何度でも質問をし自分が不思議に思ったことや自分が興味のあるレッスン内容にできる
・やはり料金は高い
・その点、イングリッシュビレッジは生徒よりのスクールで、ネイティブ講師なのに40分2100円という驚きの低料金なので超おすすめ。ネイティブと1対1では不安という方も、日本語を話せる講師が3割で海外経験のある相談に乗れるスタッフが多いため安心。

 

こうしていくつかの学校を経て今思うこと、また今、英会話スクールの社員として現在学びの現場にいて感じること、は英語は聞いていても話せるようにならないということ。話せるようになるためには、自分でどんどん話して直してもらうこと。高いお金で習得しても使わなければあっという間に錆びてしまうため、とにかく、継続が必要

教科書は市販のものでも、フリーの会話でもしっかり学べます。頑張って一度に沢山の単語を無差別に覚えるより、毎日1つ~3つ自分が会話で実際に使った単語を単語をどんどん使っていく方が頭に残り自然と覚えられます。

 

そういうわけで、スクールは同じ40分・1時間費やすならマンツーマンで講師を独り占めして、たくさん正しい英語を聞いて沢山自分も話して直してもらうのがベストです。皆さん、これからも一緒に楽しく英会話頑張りましょう!

皆さんの今まで通ったスクールのことも聞かせて下さいね。

Have a nice day.
Atsuko