日本語を使って英会話を鍛える!

タイプ別最強学習法

突然ですが、皆さんは「今週楽しかったこと」がすぐに言えるでしょうか?10秒経っても思い浮かばなかった方は今回の記事を読んで意識を変えることで英語でのスモールトークが上達するはずです。英語を流暢に操るためにもちろん基礎単語や文法は必須ですが、実は日本人の感覚と英語話者のズレを直していくことで上達するケースも多くあります。今回は英語が使えない時でも意識すると役に立つ情報をお伝えします。

  1. 今週楽しかったことを考える
  2. 意見を持つトレーニング
  3. 日本語を短くする意識

1.今週楽しかったことを考える

英会話をしてみると必ず聞かれるのがHowを含んだ質問です。”How are you?” “How was your week?” “How was your trip?” などいろいろありますが、日本語の会話では「今週1週間どうでしたか?」と聞かれることは少ないので、この手の質問が来ると会話の最初から戸惑ってしまうこともあります。ここでいつもI’m tired.” や “I was busy.” しか答えられず、話が膨らまないとお悩みの方は、英語を使っていない時間にも意識できることがあります。それは話のネタ探し、特に楽しかったことに焦点を当てて相手との共通の話題に繋がりやすくする方法です。

忙しかった1週間でも何かほっとする瞬間や小さな幸せを感じる瞬間はなかったでしょうか?例えば「コンビニの新しいスイーツがおいしかった」や「お母さんからお米が届いた」など些細なことでも話のネタになるものです。

 

I found a new cake at a convenience store on Friday and it was so good!

金曜日にコンビニで新しいケーキ見つけて、それがすごくおいしかった!

Do you buy sweets sometimes?

スイーツを買うことはある?

 

といった感じに相手に質問することもできます。

本当に楽しいことがないのであれば愚痴でもOKですが、それでも話を広げて相手に振る準備はしておくとよいでしょう。

 

I made a big mistake at work this week. What would you do if you make a big mistake?

今週は仕事で大失敗しちゃいました。もし大失敗した時はどうしますか?

 

と言ったように、ネガティブな内容でも相手を巻き込んだ会話は可能です。

英語を使わない時間も日頃から話のネタになりそうなことに目を光らせて、Howの質問に強くなる意識を持つとよいでしょう。

 

2.意見を持つためのトレーニング

英語話者は何事にも自分の意見を述べることが得意です。アメリカに代表される欧米文化では個人の意見が日本よりも尊重される傾向があります。それに対して日本は集団意識が強いので、周りの人との調和を重んじる傾向があります。このようにそもそもの文化の背景が違うので、日本人が英語で流暢に意見を言うためには英語力だけでなく意見を「持つ」スキルも必要ということになります。「詳しくは知らないけどとにかく何か言ってみる」を意識することで英語での発話量を増やすことができます。さらに言うと、日本人ははっきりしない表現を好む傾向もあります。直球の表現を避けることで周囲との調和を図り、波風を立てないようにするのが得意です。そのため英語文化に馴染むためには、意見をただ言うだけでなくはっきり伝えることも意識していかないといけません。

 

そのために日頃英語を使っていない時でもできることは、「見聞きしたことを一瞬でジャッジする」トレーニングです。

 

物事を一瞬でジャッジする、つまり対象に対する自分の意見を決めようとするとき、ほぼすべてのことが「良い・悪い」「好き・嫌い」のどれかに当てはまると考えると実践しやすくなります。英語の利点は結論を言った後から詳細をぶら下げていけることなので、まずは一番近いものをはっきりと言ってからなぜそう判断するに至ったのかを説明していきます。

例えば以下のステートメントを上記の4つのどれかでジャッジしてみましょう。

 

「小学校の英語教育は全てネイティブスピーカーが行うべき」

 

すぐに答えがでましたか?

もし即座に「私は英語教育のことはよくわからない」と思ってしまうと答えにくいはずです。このように「専門家の回答」のようなものを自分に課してしまうと難しくて答えられなくなってしまいますが、「自分がどう感じるか」ということを素直に言うことができれば楽に乗り切ることができます。

専門家の回答には根拠や事例が付いてきます。もしお仕事で専門家としての意見を求められたらもちろんそうするべきですが、一般の私たちはいつも根拠を示せるわけではありません。さらに日常会話で求められる意見に関しては聞き手も専門性を期待しているわけではありません。

以下のように自身の経験や気持ちを基にして答えると、意見を文章で展開することができます。

 

「小学生でも英語は日本語と一緒に学んだ方がいいと思う。私は子どもの時はシャイな性格で、とても外国語だけで話すことなどできなかった。だからすべての子が抵抗なく学ぶことができるように、英語と日本語両方で学べた方がいいと思う。」

 

以上のように、いつも専門家になる必要はなく、自分の気持ちと一緒に意見を伝えることが質問にスムーズに答える上では大切です。この例文では4つの中で「嫌い」な気持ちを軸に意見を展開しました。

日頃から「良い・悪い・好き・嫌い」の4つを意識しつつ、ネットやテレビで見聞きしたことなどを頭の中でジャッジする癖をつけておくと、自分の意見や気持ちを即座に伝えるスキルが上達していくでしょう。

 

3.日本語を短くする意識

日本語を話す時に1文が長くなる傾向がある方は要注意です。特に「~て」で繋げながら話す傾向がある方は、英語を話す時も無意識に同じような長い1文を作ろうとしてしまっているかもしれません。英語と日本語では文法の語順が正反対なため、長い文章をスピードが求められる会話内で操るにはある程度の経験値が必要です。慣れるまでは英文は極力短いものを繋げながら話すように心掛けた方が流暢に話すことができます。

しかし英語だけ急に短くすることも難しいので、まずは日本語の説明でも適度に丸を打っていくイメージを掴むようにしてみましょう。

 

例:

「昨日お昼休みにスーパーに行ったら、レジが壊れていたみたいで列が長くなっていて、水1本買うのに20分もかかって休み時間が短くなってしまった。」

 

これに適度に読点を入れながら再構築すると

 

「昨日お昼休みにスーパーに行きました。でもレジが壊れていたようでした。列が長くなっていました。水を1本買いたかったのですが、20分もかかってしまいました。おかげで休み時間は短くなってしまいました。」

 

となります。ではこの文章を短い文の英語にしていきます。

 

“I went to the supermarket on my lunch break yesterday. But the cash register was broken and the line was so long. I wanted to buy a bottle of water, but it took 20 mins. So, my break became shorter.”

 

以上のようになります。文章をあえて短く切ることで、あまり文法を考える負荷なく同じ内容を表現することができます。

 

さらにこれを英語風の結論ファーストに直すと、以下のようになります。

 

「昨日はお昼休みが短くなってしまいました。最悪でした。スーパーに行ったのですが、レジが壊れていました。列が長かったです。水1本買うのに20分かかりました。」

“My lunch break got shorter yesterday and it was awful. I went to the supermarket but the cash register was broken. The line was so long and it took 20 mins to buy a bottle of water.”

 

このように言う順番を変えることで、英語話者にとって伝わりやすい説明をすることができます。

短い文章で話すことに抵抗を覚えられる方もいらっしゃいますが、上記の例の英文はしっかりと大人が話しても恥ずかしくない英語です。まずは短い文で言いたいことを表す練習慣れてきたらより伝わりやすい文章構成に変えていくトレーニングができると効果的でしょう。

 

終わりに

英語を学ぶ上で語彙力や文法力を伸ばしていくことは必須ですが、英語を流暢に話す上で日本語特有の癖が邪魔をしてしまうことがあります。それは無意識のうちに行われるので自分では気づかないことが多いです。もし一定期間英語学習を続けているけれど話すのが苦手と感じている方は、ぜひ一度プロの講師に相談をして自身のコミュニケーションの傾向を見直してみてもよいでしょう。

無料体験レッスン お申し込みはこちら TOP

30年で20万人 満足度99.1%信頼と実績

無料体験申し込み