“本番”の英会話の攻略するための方法
2025.06.08
ネイティブ講師との英会話を長く続けている方でも、いざ実践で使うとなると思うように英語が出てこないと思った経験はあるのではないでしょうか?今回は英会話レッスンを受けているのに本番の英会話になると思うように話せないと感じている方、または漠然と自身の英会話力に満足を感じられない方へ向けて、その原因と解決のためのアイデアをお伝えいたします。 英会話レッスンと本番の違い 即答、聞き返しが基本 対等を意識する 英語を「話す」ことがゴールではない 質問上手になる 1.英会話レッスンと本番の違い 本番で使える英会話力をつける準備をするにあたって、レッスン内とレッスン外の会話の根本的な違いを把握しておくことは大切です。 英会話のレッスンでは講師と1対1で話をすることがほとんどです。その場合、もちろん講師はある受講生が英語を学んでいる身であることを念頭に置いて会話を進めていきます。その場合、講師は普段よりも頑張って受講生の言うことを汲み取ろうと努力します。そうすることで、受講生の英語表現が少々不十分でも理解したことを解釈してもう一度正しい英語で言い直してくれたりします。また多少英語表現を考えて黙ってしまったとしても、受講生が発言できるまで待って考える時間を提供してくれるのがレッスンであり、レッスンの目的は受講生の英語力の向上にあります。 一方で講師でない人との会話では、あなたの英語力の向上ではなく発信する情報と分かりやすさが目標になります。英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、聞き手はあなたが英語を使って言う内容に注意を向けています。あなたが英語を練習したり正しい単語を探したりすることを待ってはくれません。このようにレッスン外での会話では英語の正しさよりもコミュニケーションの質が求められています。 「レッスンの目的は受講生の英語力の向上、 本番英会話の目的はコミュニケーション。」 2.即答・聞き返しは基本 「英語が聞き取れない」という事実はコミュニケーションの質に大きく影響してしまいます。本番の英会話において日本人の私たちが陥りやすいのが、相手の言ったことを聞き取れず落ち込みすぎる、もしくは頭が真っ白になってしまうということです。もちろん一回で正しく理解できるに越したことはないので、常に自身の理解度と向き合う姿勢は大切です。しかしそれを気にするあまり相手が何か言うたびに一喜一憂していては、会話に求められるスピードについていくことはできません。そこで、もし聞き取れないことがあったら即座に聞き返すことができれば、コミュニケーションはより円滑になるはずです。そのため状況に応じた聞き返しのフレーズを暗記しておくと便利です。 そして、理解できた質問に関しては即答を心がけましょう。ここでもまるでエッセイを書くように文章を組み立ててしまう方がいますが、口語ではまずシンプルに言い切ってから詳細な情報を追加していくイメージを持つと話しやすくなり、聞き手からの印象も良くなります。 例: Q: What did you think about the play last night? 昨日の舞台どう思った? 悪い回答例: A: I thought…the play last night…had…a lot of actors that were very…talented. 役者さんがとても才能豊かでよかったです。 (と一文で言いたかったが語順に苦戦した。Thatの使い方もこれであってるかな…?) 即答する回答例: A: I liked …