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“本番”の英会話の攻略するための方法

ネイティブ講師との英会話を長く続けている方でも、いざ実践で使うとなると思うように英語が出てこないと思った経験はあるのではないでしょうか?今回は英会話レッスンを受けているのに本番の英会話になると思うように話せないと感じている方、または漠然と自身の英会話力に満足を感じられない方へ向けて、その原因と解決のためのアイデアをお伝えいたします。 英会話レッスンと本番の違い 即答、聞き返しが基本 対等を意識する 英語を「話す」ことがゴールではない 質問上手になる   1.英会話レッスンと本番の違い 本番で使える英会話力をつける準備をするにあたって、レッスン内とレッスン外の会話の根本的な違いを把握しておくことは大切です。 英会話のレッスンでは講師と1対1で話をすることがほとんどです。その場合、もちろん講師はある受講生が英語を学んでいる身であることを念頭に置いて会話を進めていきます。その場合、講師は普段よりも頑張って受講生の言うことを汲み取ろうと努力します。そうすることで、受講生の英語表現が少々不十分でも理解したことを解釈してもう一度正しい英語で言い直してくれたりします。また多少英語表現を考えて黙ってしまったとしても、受講生が発言できるまで待って考える時間を提供してくれるのがレッスンであり、レッスンの目的は受講生の英語力の向上にあります。 一方で講師でない人との会話では、あなたの英語力の向上ではなく発信する情報と分かりやすさが目標になります。英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、聞き手はあなたが英語を使って言う内容に注意を向けています。あなたが英語を練習したり正しい単語を探したりすることを待ってはくれません。このようにレッスン外での会話では英語の正しさよりもコミュニケーションの質が求められています。   「レッスンの目的は受講生の英語力の向上、  本番英会話の目的はコミュニケーション。」   2.即答・聞き返しは基本 「英語が聞き取れない」という事実はコミュニケーションの質に大きく影響してしまいます。本番の英会話において日本人の私たちが陥りやすいのが、相手の言ったことを聞き取れず落ち込みすぎる、もしくは頭が真っ白になってしまうということです。もちろん一回で正しく理解できるに越したことはないので、常に自身の理解度と向き合う姿勢は大切です。しかしそれを気にするあまり相手が何か言うたびに一喜一憂していては、会話に求められるスピードについていくことはできません。そこで、もし聞き取れないことがあったら即座に聞き返すことができれば、コミュニケーションはより円滑になるはずです。そのため状況に応じた聞き返しのフレーズを暗記しておくと便利です。   そして、理解できた質問に関しては即答を心がけましょう。ここでもまるでエッセイを書くように文章を組み立ててしまう方がいますが、口語ではまずシンプルに言い切ってから詳細な情報を追加していくイメージを持つと話しやすくなり、聞き手からの印象も良くなります。   例: Q: What did you think about the play last night?   昨日の舞台どう思った?   悪い回答例: A: I thought…the play last night…had…a lot of actors that were very…talented.   役者さんがとても才能豊かでよかったです。 (と一文で言いたかったが語順に苦戦した。Thatの使い方もこれであってるかな…?)   即答する回答例: A: I liked …

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ネイティブ講師からより効果的に学ぶために

現在ネイティブ講師のレッスンを受講している方の中には、「レッスンは問題なく受けているけれど、身になっているかわからない」「長く続けているけれど、上達が感じられない」というお悩みがある方もいるのではないでしょうか?もしかすると口コミなどでネイティブ講師の英会話スクールに関してネガティブな意見を目にした方もおられるかもしれません。しかしレッスンの受け方を見直すことでネイティブ講師とのレッスンで学べることが非常に多くなり、AIや参考書とは比べ物にならない量の情報と学習効果を得ることができます。 以前の「英会話レッスンを効率化!」という記事では、レッスンをご自身の発話を実践する場として利用することを提案いたしました。こちらも合わせてお読みいただきたいのですが、今回は特にネイティブ講師から更に知識を吸収する方法について考察していきたいと思います。   発音練習 確認しながら会話をする 講師の口癖を利用する   1.発音練習 「ネイティブ講師と英会話レッスンを始めてみたけれど聞き取れない!」とお悩みの方は、まずはご自身のリスニング力を上げていくことで上達を実感することができます。リスニング力向上のためにはただ英語を聞き流すだけでなく、自身の発音を改善していく必要があります。「自分がネイティブと同じように発音できることは聞き取れる」という法則がありますので、ご自宅での学習時間が取れるのであればシャドーイングなどもお勧めです。しかし今回注目したいのは、レッスンの効果的な使い方としてネイティブ講師から本場の発音を学ぶという方法です。 現在闇雲に会話しようとして何となくコミュニケーションを取ってレッスン時間が終わっているようであれば、レッスンの受け方を見直す必要があるサインかもしれません。 もし教科書を使用しているのであればその中から必ず音読の時間を取ってもらう、もしくは 講師と一緒に読める読み物を準備して、講師の後に続いて音読しながら発音練習ができるとよいでしょう。   その際講師にはしっかりと、 “I would like to improve my pronunciations. Please fix my errors.” (発音を改善したいので、間違ったら直してください) ということはしっかりと伝えておきましょう。そこをしっかりと伝えて意思疎通することも、英語でのコミュニケーションの練習となります。 音読練習の際には、講師の本場の発音を元に音読が自分流にならないように意識します。発音に関しては読みながら文字をずっと追うだけでなく、たまに顔を上げて講師の口の動きなどもしっかり観察し、同じ動きができるように真似してみます。英語の抑揚のメロディーをしっかり聞き、少し大げさなぐらいに真似することで英語らしいリズムや抑揚を体得することができます。 レッスン後に顎が疲れていれば、効果的な練習ができた証拠です。 また、レッスン外ではぜひ英語の音と日本語の音の違いを研究する時間を設けると効果的です。英語の音の数は日本語よりも遥かに多いです。英語の母音や子音の種類に慣れておくことで、音の違いに気が付きやすくなります。   2.確認をしながら会話する 発音が上達するほど、レッスン内で聞き取れるフレーズも増えていくはずです。しかしこの「聞き取れる」という言葉の定義には注意が必要です。「聞き取れる=相手の言っていることが理解できる」と定義してしまうと、その場での意思疎通はできてもフレーズや言い回しを自分の物にしていくことはできません。 講師が使ったフレーズを実践会話で使用できるようにするためには、「聞き取れる」の定義を「聞き取れる=理解して自分も同じ文が作れる」に変える必要があります。   例: “What are you going to do this weekend?” という問いに対して 「What とweekend が聞き取れたから、週末何するか聞いているんだな。」 とう理解しかできない場合   この場合、その場では問題なく会話が進行していきますが、細かい部分まで聞き取れていないのでこの疑問文を自分で実践使用することはできません。 そして、受講生がこのフレーズをやり過ごしてあたかもしっかり聞き取れたように振る舞うことで、ネイティブの講師には「理解している」とみなされてしまうことがほとんどだと思います。 そのため、自身の理解度に応じてもう一度言ってほしい場合や書き起こしてほしい場合は必ず伝えるようにすることが大切です。 “Could you …

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表情も意識して英会話上達

英語を話す時の表情を気にしたことはありますか? 英語学習を始めて長いけれど、映画の中のネイティブスピーカーのように堂々と話すためにはどのようにしたらよいかとお悩みの方もいるのではないでしょうか? 英語学習者の中には、英語を「かっこいい」と思って始める方も数多くいます。英語を話すときの「表情」を磨くことが「かっこいい英会話」への第一歩となるかもしれません。 英語話者の表情の違いに気づく 表情x言葉 = 情報量UP 映画で練習してみよう   英語と日本語の表情の違いを分析 俳優が実写で演じている映画もそうですが、CGのディズニー映画でも最近は眉や口の動きがより繊細に描かれるようになったおかげで、キャラクターが何も言わなくてもどんな気持ちかわかるシーンが多いです。私が英語を学んでいる時、ネイティブと会話をしながら「この人映画みたいに話すな」と感じることがありました。日本よりも感情表現が豊かな英語圏の方が、一般人と役者の差が少ないように感じます。 似たようなシチュエーションの日本人と英語話者の表情を比較して、違いを認識することで学べることも多くあります。例えば日英のスピーチを比べてみる、街頭インタビューに答えている人たちを日英で比べてみる、などです。多くの場合、英語話者の方が表情の動き、身振り手振り、肩や頭の動きなど、動きの振れ幅が大きいことに気づかれるでしょう。ネイティブスピーカーの話し方やテンションに少しでも近づきたい場合は、ネイティブスピーカーと比較をしてみて気づいた動きを取り入れてみることが効果的です。はじめはディズニー映画寄りのダイナミックな表情を真似するぐらい大げさにやる意識でちょうどいいかもしれません。 様々なメディアで日英話者の比較をするだけでなく、実際にネイティブ講師と会話をしながら相手がどんな表情でどんなニュアンスを言うのか観察して真似してみることもできます。実践英会話の中で相手を観察すること、実践から感覚をつかむことが一番の近道でしょう。   表情 x 言葉 = 情報量UP 適切かつダイナミックな表情と適切な言葉を一緒に使用することが自然な英会話に繋がります。例で見ていきましょう。 ”Oh no” というフレーズががあります。言葉としてはシンプルですが、感情に合った表情・トーンと一緒に使用すると様々なニュアンスを表現することができます。 ・Oh no!! + 真剣な表情と大きい声 = 危ない! ・Oh no… + 悲しげな表情と小さめの声 = そんな…、なんてこと ・Oh no. + 真顔で棒読み = やばい…、やっちゃった…   発声した言葉に表情やイントネーションを加えて感情を示すスキルが付くと、一つフレーズが複数の意味として使えることが多々あります。このトーンや表情もあなたから発せられる重要なメッセージの一つの要素です。聞き手側としても、あなたが言いたいことを読み取るために言葉だけでなく表情やトーンもインプット情報として使用しています。 新しい言葉やフレーズを学ぶときにも、文字とその意味だけにとらわれるのではなく、実際に使われている状況を見て表情やトーンと一緒に学ぶことで様々なパターンを知ることができます。 実際に練習をするためには、多くの感情表現を伴った会話をしていくことが鍵となります。現在英会話を受講されている方は、講師に「今日こんなことがあった!」など興味をそそる話を提供することで講師の反応も観察することができます。ぜひ、レッスン前に少し準備して話題提供は自分からしてみてください。また講師の話を聞くときも、日本語で「へえー」などと言わず、「英語風」を意識して”Really?”など少しオーバーに反応することを心がけましょう。   映画で練習しよう 独学で練習する場合は、映画で表情を伴ったボキャブラリーを学ぶことが効果的です。映画やドラマでは様々な状況で多種多様な言葉が使われています。そして文字で見るよりも、状況に合わせた表情とトーンと合わせて学ぶことができるわけです。 映画をただ見ているだけでは効果的に学ぶことはできません。映画のお気に入りフレーズを真似してみてください。ストーリーを理解した上でシーンを絞って実際に真似して練習をすると非常に効果的です。 映画を使った練習法をご紹介します。 1.字幕(もしくは吹替)で1度映画を観てストーリーを把握する 2.お気に入りのシーン(1~2分)を選び、英語字幕で何度も見る 3.登場人物と同じスピードで言えるまで声に出して練習する 4.同じスピードで言えるようになったら、表情や身振りも真似してみる 5.最後は字幕は見ずに、なりきって音声のみでシャドーイングする …

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大人の英語脳の作り方

英語学習において、スムーズな英会話には「英語脳」というものが必要だとされています。一般的に「英語脳」は、聞いたことを日本語に変換せず理解し、話したいことを日本語から変換せず最初から英語で話すことが出来るスキル、とされています。しかし、実は「英語脳」にはさらに多くの要素が関わっているのです。 この記事では「本当の英語脳」はどのように定義できるか、大人の日本語話者が「本当の英語脳」を手に入れるためには何をすべきか、具体例を交えてご紹介します。 本当の英語脳を手に入れれば、英語を第2言語として学んでいる日本語話者も必ずスムーズな英会話が出来るバイリンガルになれます! 本当の英語脳とは 語彙力 思考順序 文化理解 本当の英語脳を習得するためのトレーニング スラッシュリーディング (語彙力強化) シャドーイング (語彙力、思考順序強化) 実践英会話 (思考順序、文化理解強化) 本当の英語脳とは? 「英語脳とは日本語と英語の間で全く変換することなく英会話の時は常に英語で考えることである。」そもそもこの変換を全くなくすことは大人の英語学習者にとっては非常に難しい目標です。また、日本語と英語の変換をしないというだけではスムーズな英会話にたどり着くことはできません。大人の英語学習者が本当の英語脳を手に入れてスムーズに英語で会話するためには、語彙力、思考順序、文化理解の3つの観点からトレーニングする必要があります。 これら3つの要素がどのように英語脳の構築に影響するか見てみましょう。   語彙力: 英語のみで会話をするためには当然ながら英単語の語彙力が必要です。しかし英単語の数を多く持っていたとしても次のような問題に直面する方は多くいます。 リスニングの際にはキーワードは聞き取れるが、文章中でどのような意味で使われているのか、その他の機能語を聞き逃してしまい正確に理解できない。 スピーキングの際には言いたいことが日本語でまずは浮かんでしまい、単語レベルでは英語に変換することができるが文章の組み立てに時間がかかる。 これらの問題を解決するには、語彙力=英単語数 という考えから脱却して、英語脳に近づくために必要な語彙力を手に入れる必要があります。その語彙力はフレーズ力と言い換えることができるでしょう。単語単位で多くの言葉を知ることを意識するのではなく、文章の中の意味の塊ごとに語彙としてストックしていくことを意識します。意味の塊としてフレーズを理解していると、意味の塊ごとに聞き取りが出来るようになり、意味の塊単位で文章を構成するので変換と文章組み立てに悩む頻度が少なくなります。 日本語ネイティブは話したいことが主に日本語で浮かんでしまいます。それは仕方のないことです。しかし正しい語彙力を持つことで日本語から英語への変換の頻度を減らす、または変換のスピードを向上させることは可能です。 英語脳に役立つ語彙力のトレーニング方法、今回はスラッシュリーディングとシャドーイングを紹介します。   思考順序: 英語脳を作るにあたって語彙力が必要ということは皆さん納得していただけますが、思考順序に関しては軽視されがちです。 日本語と英語では考え方の順番から違います。簡単な文章にもそれが表れていますよね。 ①私は ②電車で ③職場に ④いった。 ①I  ④went  ③to the office  ②by train.   話の流れという単位で考えても、日本語では 理由→結論 の順番で話すことが多いですが、英語では 結論→理由 で話すことがほとんどです。 相手が話している英語を理解していたつもりでも、少し長く聞いていると最初に相手がなんて言っていたのか忘れてしまった。 しっかりと相手に伝えたはずなのに、やってほしいことがしっかりと伝わっていなかった。 このような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? リスニングにおいては日本語の会話の流れで 理由 を待ってしまっていると、いきなり結論を言われた時に追い付いていけない。 スピーキングでは相手が結論を待っているところに理由から話し始めると話を全体として理解してもらえない。 このような理由で思考の順序というものは英語脳を習得するうえでとても重要です。少しぐらい文法や発音が間違っていても相手が聞きたい順番で情報を発信すること、少し知らない言葉があったとしても相手が言う順番を正しく予測して聞き取ろうとすることで英会話がスムーズになります。 この技能はシャドーイングと実践英会話で鍛えることができます。   文化理解: …

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英語学習の落とし穴?「べき思考」を回避しよう!

英語学習の中で無意識に「毎日絶対1時間は勉強するべき」や「これはもう勉強したから言えるべき」などと考えてしまう方が多いです。これはモチベーション維持にマイナスな影響を与えてしまう「べき思考」かもしれません。 今回はこの「べき思考」を回避する理由と方法をお伝えします。 〇時間勉強するべき? ある程度は話せてるべき? 「べき」を「できるようになりたい」へ変換しよう 1.〇時間勉強するべき? 「1日3時間は取れないので勉強できません」と言う声を聞いたことがあります。現在英会話学習者を取り巻く状況として、たくさんの英会話スクールがそれぞれのメソッドを強調するあまり「英語学習は~であるべき」というメッセージが蔓延してしまっています。そのため、どこかで見た「英語学習は~であるべき」を全て自分に当てはめてしまう方が多数いらっしゃいます。 英語学習において「べき」をたくさん持ってしまうと、学習が苦行になってしまいモチベーションが急降下します。我々英語学習者に有用な「べき」は唯一、「あなたに合った学習法で学ぶべき」です。 英語学習においてメソッドよりもモチベーション維持が大切です。モチベーションの低下は英語学習をしなくなってしまう危機に直結します。 そのモチベーションを維持するためには以下の3つを必ず満たした学習法を見つけることから始めましょう。 ・あなたにとって楽しい ・長期間続けられる ・学びがある もちろん仕事で緊急に必要な場合などは、自分を追い込む必要があるかもしれません。しかし、普段の英語学習において重要なことは、自分の進歩を一つひとつ確認しながら前に進むことです。自分自身へ過剰に厳しいノルマを課すことは避け、モチベーション第一で進んでいきましょう。 もしどんなことが自分に合っているかわからないという方は、バイリンガルの講師に相談することがおすすめです。彼らも同じ英語学習の険しい道を通り抜けてバイリンガルになっているので、あなたの気持ちに共感し親身に相談に乗ってくます。   2.ある程度は話せてるべき? 英語学習の目標はどこに設定しているでしょうか?英語学習の目標を具体的に設定していないと、多くの場合「英語をペラペラ話したい」という漠然とした目標になってしまいます。 多くの日本語話者は義務教育を含め英語学習に長い時間を費やしていますが、「英語を話す」というスキルよりも英語の知識が勝っている傾向にあります。 私たちは学生の時に複雑な文法事項を難解な文法用語と一緒に学びました。関係詞、現在完了形、分詞構文などですね。覚えるのも作文するのも一苦労、試験の時は一生懸命考えて答えを導き出していたのではないでしょうか。 しかし多くの人がそれを一瞬で会話しながら出せる「べき」と自分に課してしまっています。英語学習に費やした時間を考えると、「英語を話す」という部分においても無意識のうちに高い期待を抱いてしまうことも無理はありません。 しかし英語学習には段階があります。複雑な文法を瞬時に扱えるようになるためには「英語を話す」経験値も積み重ねる必要があります。 この学習ステップの構築もバイリンガル講師の得意分野です。英会話の中で必死に文法パズルをしてしまっている方は、学習次第でもっと楽に言いたいことを表現することができます。ぜひ一度相談してみましょう。   3.「べき」を「できるようになりたい」に変換しよう 「~するべき」という思考は「やらされている感」を持ってしまう原因にもなります。せっかく英会話スクールに通い始めても、この思考に囚われると学習が受け身の姿勢になってしまいます。受け身の学び方では主体的に学習することが難しくなってしまいます。主体的な学習とは、自ら自分の足りないところを探して解決に向けて動いていく学習の仕方です。 主体的な学習を継続するためには、まずは「べき思考」に陥らないことを意識し、日々の学習に目標を設定して細かいステップを設けることが有効です。 例えば「単語は覚えるべき」なので毎日単語帳を開くもやる気が起きない、という方は多くいらっしゃいます。単語帳を開いて、そこに載っている単語をひたすら覚えるのは受け身の学習法です。主体的な学習法に変換するために、「私は〇〇の話がしたい(目標)から、今日はこの単語を調べて覚えよう(ステップ)」といった考え方をすることができます。自分の生活や興味と紐づけて覚えることで学習効率とモチベーションの向上が期待できます。 終わりに 今回は英語学習にとっての障害となり得る「べき思考」についてお話ししました。英会話学習には自分の思考の癖に気づくことも大切です。自分の得意不得意やモチベーションの波をよく観察しつつ、毎日続けられるベストな方法を見つけてみてください。学習の効果と力試しにはネイティブ講師の英会話スクールなどの環境も準備しておきましょう。

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レベル別の “My English” という考え方

英語学習者の皆さん、胸を張って「I speak English」と言えますか?私はこのフレーズに自信を持つことに時間がかかりました。中には数年の学習で自信を持ってこれを言えるようになる学習者もいますが、その秘訣は英語を「自分の物」として扱えるかどうかです。今回は学習のステージに合わせた “My English” とはどういうことなのかをお伝えしていきます。 初級のMy English 中級のMy English 上級のMy English   1.初級のMy English 英語学習を始めたばかりだと自分らしい英語と言っても難しいかもしれませんが、挨拶時のような簡単な場面での言葉選びなども自分らしさを出す機会となります。 言葉選びがどのように自分らしさに影響するか、日本語で見てみましょう。 例えば私の弟は別れ際に必ず「じゃあ」と言います。本人はそれが口癖だとは気づいてないですが、それが私の弟なのです。もし彼が「またねー」や「さようなら」などと言ってしまうと、違和感を感じます。 この「違和感」は私たちの英語力の自信に影響します。英語の例をみてみましょう。 A: How are you today? 今日は調子いかがですか? B: I’m fine, thank you. 良いです、ありがとうございます。 このような会話は学校の教科書では定番です。しかし「教科書に載っていたから」という理由でこれを使い続けてしまうのは、あなたらしさではありません。本当にこれでいいのかなと思いながら言っていませんか? そこでMy Englishの考え方です。How are you と聞かれたらあなたならどんな雰囲気で返したいですか?その答えを見つけるために、いろいろなタイプの人が英語で挨拶するのを観察してください。初級のMy Englishは「観察と真似」から見つかります。自分が「これが私っぽい!」と思ったものを、自信を持って使ってみてください。すべて覚えてすべて使うのではなく、自分が言いやすいものを選択できることを覚えておきましょう。   2.中級のMy English 英会話に少し慣れて話すのが楽しくなってきた方でも、「I speak English」と自信を持って言えないことがあります。しかしそれはむしろ良いことで、初級の時には気にならなかった、ニュアンスが表現しきれないことが気になっている証拠でもあります。中級のMy Englishは「ニュアンス表現の幅」から見つかります。 例を見てみましょう。 A: What do you want for lunch? B: I …

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洋楽を使った英語学習法

英語学習を調べたことのある方なら、洋楽を使った学習法は一度は目にしたことがあるでしょう。中学校や高校の授業でもカーペンターズの歌などに触れられた方もいるかもしれません。 カーペンターズだと古いと感じてしまうかもしれませんが、流行りの洋楽は実はすぐに会話に使えるフレーズの宝庫です。ぜひ学習に取り入れていただきたいと思います。 とはいえ、「どこから手を付けていいかわからない!」という方のために、今回は曲の選び方から学習法、期待できる効果まで解説していきます。   1.自分の好きな曲を選ぼう 2.タイトルを覚えよう 3.発音と音の繋がりを学ぼう 4.歌詞を見て意味を確認しよう     1.自分の好きな曲を選ぼう よく「英語学習に最適な洋楽を教えてください」という質問を受けますが、自分で好きな曲を探すことをおすすめします。音楽の好みは人それぞれですし、つまらないと思う曲を学習のためだけに聞くのは苦痛だからです。洋楽を使った学習の一番良い所は、テキストから離れて楽しく学べる事です。それをつまらない曲で実践してしまってはモチベーションに影響してしまいます。 自分な好きなジャンルがわかればそのジャンルに絞って探すこともできます。YouTubeなどではヒット曲がサビだけまとめられた動画などが多数あるので、まずはそのようなまとめ動画から好みの曲を探してみることをおすすめします。例えば「1990s top hits」などと検索すれば90年代のヒット曲がランキング形式で出ますので、時短でいろいろな曲に出会うことができます。   2.タイトルを覚えよう お気に入りの曲が見つかったら、まずは必ずタイトルを意味と一緒に覚えましょう。知らない単語がタイトルの中にあれば、それを覚えるだけでボキャブラリーを増やすことができます。そしてできれば自分でタイプして検索できるようになっておくと、ちょっとしたライティングの練習にもなりますのでぜひ実践してみてください。 さらに、アーティストの名前も覚えてしっかり発音できるようになると発音の練習にもなります。難しい発音の名前があれば、ネイティブの講師などと確認していくと効果的な発音トレーニングができます。   3.発音と音の繋がりを学ぼう 洋楽で学習しようとする時に、最初から歌詞を見て「勉強モード」になることはあまりおすすめしません。まずは何となくメロディーや音を覚えるまで何度か聞いて、出来れば口ずさんでみましょう。何もわからずに聞くのは少し無駄に聞こえるかもしれませんが、まずは聞こえる音をそのまま真似する意識を持つことで、文字を見た時に自分流に発音してしまうことを防げます。何となく音を覚えて口ずさめるようになったら、歌詞を見て実際になんと歌われているのか確認しましょう。ここではメロディーの中に英語がどのように収まっているのかに注意しながら確認していきます。音と文字を照らし合わせてすんなりと真似できる方はそれでOKです。しかしどうしても音の繋がりがわからず、メロディーに収められない方はリンキングの練習が効果的なので、一度プロの講師に見てもらうとよいでしょう。 例えば有名なMichael Jackson のThriller を例に見てみます。 サビの部分はカタカナ風に表すと「コッティッズィットゥイラー(?)」のように聞こえますが、実際に歌詞を見ると”Cause this is thriller”とあります。実はここにカタカナ表記で見かける「スリラー」が出てきています。ということはThriller の発音はスリラーではなく、どちらかと言うとトゥウィラーに近い、causeも「コーズ」と読まないということがここで学べるのです。洋楽を学習に使うと、ネイティブの発音がすんなり入ってきやすいことも利点の一つです。   4.歌詞を見て意味を確認しよう 聞きながら歌詞が追えるようになってきたら、歌詞の和訳を見て意味を確認していきましょう。意味を理解した上で何度も何度も同じ曲を聞くことで、フレーズを頭に刷り込ませることができます。 意味を確認する際はただ対訳と比べるだけでなく、英語の歌詞の文法の構成などにも注意して精読してください。意訳をそのまま覚えても応用することが難しいので、どうして日本語がそのような意味になっているのかを英文から理解していくことが大切です。   終わりに 今回は洋楽を使った効果的な学習法をお伝えしました。特に自分の英語が自然かどうかわからない方や、音読中心の学習をされてきた方には大変おすすめの方法です。英語を学習する方法はテキストだけでなく多岐に渡ります。もし真剣に英語を習得しないといけない時は、自分に合った方法を見つけるためにプロの講師に相談することが一番の近道です。      

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効果的な英語学習:第二言語習得論

英語は日本人にとって学ぶことが難しい言語です。これは日本語と英語がかけ離れた言語であるためであり、英語話者にとっても日本語は最も習得が難しい言語です。少しでも日本人にとって難しい英語を学びやすくなるために、「第二言語習得論」の観点から英語学習を見てみましょう。   第二言語習得論とは? 第二言語習得論における言語の要素 言語の要素ごとの鍛え方 大人は論理と知識を使って学ぼう     第二言語習得論とは? 第二言語習得論とはすでに一つ以上の母国語を話す人が新たに外国語を学ぶ際に通るプロセスを研究している理論です。難しい感じがする言葉ですが、簡単に言うと「10歳ぐらい以降にどうやって人は新たな言語を学ぶか?」を考えている研究です。 日本人の英語学習においても、第二言語習得論内の幾つかの要素を理解して意識することによって、自分の課題を発見できる、何をすればいいのか分かる、など、効率よく学べる手助けになります。 今回は第2言語として英語を学んでいる日本語話者の皆様に役立つであろう部分を抜き出して簡単に解説します。   第二言語習得論における言語の要素 英会話は幾つかの要素に分けることができます。まず大分類は、リスニングとスピーキングです。 リスニングの中には、音声知覚と意味理解。スピーキングには、概念化、文章化、音声化、が要素として存在します。 下の図をご覧ください。 音声を文章や言葉として認識し、その言葉を理解し、自分が返す内容を概念化し、概念を文章に起こし、その文章を音声化する。この一連が出来て初めてスムーズな会話が成立します。 まずは漠然と「英語べらべらになりたい」ではなく、英会話を学ぶための要素をしっかりと認識すること、そしてそれから自分の課題に合わせた学習方法を取り入れることが重要です。   言語の要素ごとの鍛え方 以下に要素ごとの学び方を簡単に解説します。(もっと詳しく自分の課題と効果的な学習方法を学びたい方はバイリンガル講師によるコーチングもご検討ください。)   リスニング:音声知覚 まずは相手が言っている音を言語として認識できないと会話は始まりません。音を言語として認識できる技能を、音声知覚と呼びます。日本語話者にとってはとても高いハードルです。 英語には日本語にはない子音がいくつもあり、母音に関しては日本語の4倍ほど存在します。また日本語は音節ごとの発音を主に認識するところ、英語では発音に加えて音の高低と長短を認識する必要があります。更に、日本語にはあまり存在しない音の連結や脱落が、英語には至る所に存在します。 英語を聞いた時に、言葉として聞き取れない、ただの雑音として聞こえてしまうという方は音声知覚を鍛える必要があります。 この要素を鍛えるためには、リピーティングとシャドーイングが必要です。 まずはリピーティングから始めて、目で読んでいる言葉が、どのような音になるのか認識できるようにしましょう。発声時に再現できない音は聞き取れないことが多いです。リピーティングのために用意した音源の音を可能な限り真似ること、日本語の4倍の母音を再現するために口の変化を4倍にすること、音の高低と長短も真似ることを意識してください。   リスニング:意味理解 相手が言っている音を言葉や文章として認識できるけど、知らない言葉が多かったり特定の文法を分解して理解することに時間がかかる。そんな方は意味理解の要素に課題があります。 意味理解を鍛えるためにおすすめなのは2つの学習方法です。 一つ目は多読で語彙力を鍛えます。たくさん読んでください。ジャンルは自分の目的に合ったものが良いでしょう。仕事のために英語力が必要な方は、自分の専門に必要な語彙が多く使われている本や記事を、日常会話など幅広い英会話力を目標とされている方は好きなジャンルの小説がおすすめです。小説には情景描写やセリフが多く含まれているので、語彙力の幅を広げることに効果的です。とりあえずいっぱい読んでください。 そもそも読むことが苦手/嫌いという方も、英語学習者向けの短いものを探してみてください。 二つ目はチャンクごとのスラッシュリーディングです。英会話をしている時に文法を考えている暇はありません。文法を考えるより意味の塊ごとに理解していくことに意識を向ける必要があります。意味の塊に脳を慣れさせるためにはスラッシュリーディングが効果的です。読んでいる文章の意味の塊ごとにスラッシュを引いてみてください。だいたい前置詞や関係詞の前にスラッシュを引くと意味の塊ごとになります。スラッシュの塊を意識してリピーティングをして、音声知覚と同時に鍛えることも効果的です。   スピーキング:概念化 英語と日本語では話したい内容の概念の組み立て方が違います。 日本語では主語や目的語を省くことが多いです。例えば「もう食べた?」でも、英語では「あなたはもう夕ご飯食べた?」もしくは「ポチはもう餌食べた?」という必要があります。日本語で考える時も主語と目的語をはっきりさせることを意識することでトレーニングにもなります。どこで/誰が/何を/いつ。これらの情報を日常で意識することでも、英会話力は鍛えられます。   スピーキング:文章化 意味理解でも述べましたが、英会話をしている時に文法を考える暇はありません。 しかし、文章化を鍛えるためには文章を作る練習が不可欠です。ゆっくりと時間を取って文章を作るためには、書く必要があります。実は英語を学習している日本人には、「書く」というトレーニングが圧倒的に足りていません。毎日、3行日記でいいです。英語を書いてください。その時に、意味理解で述べた意味の塊を意識すること、概念化で述べた主語と目的語を明確にすることを意識してください。時間をかけて考えられる「書く」ということができなければ、短い時間で文章を作る必要がある「話す」が出来るわけがありません。是非たくさん書いて練習してください。   スピーキング:音声化 相手が言っている音を言語として認識し、文章の意味を理解し、自分が言いたいことを概念化し、正しい文章を作れたとしても相手に伝わる発声が出来ていなければ意思の疎通は取れません。ただ、音声化は音声知覚のトレーニングによって改善されているはずです。リピーティングとシャドーイングは音声化にも非常に効果的なためです。 とはいうものの、英会話においては音声化で躓く日本語話者が多いことは事実です。 しかし学習者各々苦手な音声化はあります。リピーティングやシャドーイングを頑張っても聞き取ってもらえない、そんなときはバイリンガル講師によるコーチングをご検討ください。   大人は論理と知識を使って学ぼう 言語を母語として学べるのは9歳~10歳ぐらいまでと言われています。しかし、その時期を過ぎてしまったとしてもネイティブレベルの英語を身に付けることはできないというわけではありません。大人には大人の武器があります。 言語というものを正しく頭で理解して、自分の課題に対して論理的に取り組むことができれば、ただ英語を話す環境に身を置くというだけでは得られない効率的な学習が可能です。 英語を第二言語として学ぶことは、現在まで多数の先人たちが挑戦し達成してきた目標です。第二言語習得論から少しでも効率的に学ぶヒントを見つけてみてください。

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英語の疑問文の苦手を克服しよう!

皆さんは英語で質問することは得意でしょうか? レッスンで「えっとこれは過去形で動詞があるからDid you…」などと考え込んでしまっていませんか?ネイティブ講師なら待ってくれますが、実際の会話内の質問にはスピードが求められます。 今回は疑問文を攻略して素早く質問するために、今から使えるテクニックと学習法をお伝えいたします。   1.反復練習をする 2.疑問詞の句として覚える 3.長すぎる疑問文を組み立てる必要はない   1.反復練習する 疑問文が難しいと感じてしまう理由の一つとして、私たち日本人が自分から英語で質問する機会が少なかったことがあります。学校のライティングの授業では、会話文として書かない限りは疑問文を自分で作ることはありませんでした。また学校の教育では文法から学んでいくため、疑問文となると順序が変わったりして苦手意識を持ってしまった方も多いのではないでしょうか? これらの理由で、英語の疑問文が苦手なのは私たち日本人にとっては自然なことです。  英語で質問したことがない方や慣れていない方や苦手意識がある方は、まずは短い疑問文のリストで反復音読練習をしてみましょう。文の意味が分かった上で練習をすると効果的です。 例えばDo you はよく聞くと思いますが、Do they, Does he, Do Jack and Rose, などの並びも使いこなしていく必要があります。聞き慣れない疑問文の始まりも、脳に「この並びもあるんだよ、正しいんだよ」ということを教え込むために、口が慣れてくるまで反復練習を繰り返すことが効果的です。 たとえ読んで理解できたとしても話した時に噛むようであれば、スムーズに言えるようになるまで声に出して練習してみてください。 慣れてきたら例文の主語や時制を変えて応用しながら練習できるとさらに効果的です。 例:Do you like skating?→Do they like skating?→Does he like skating?→Did he like skating?→Did they like skating?→… 詳しくは後述しますが、日本語で浮かんだ長い疑問文をそのまま長い英語の疑問文に変換する必要はありません。短い疑問文を知っておくだけで事足りるシーンがとても多いです。まずは簡単な短い疑問文から使いこなせるようになることが最初のステップです。   2.疑問詞の句として覚える 次に少し長い疑問文に挑戦する際に、「文法パズル」をしてしまうと会話のテンポを乱してしまいます。 文法パズルは、日本語で浮かんだ文章を英語に変換するために文頭から一語ずつ組み立ててしまうという、我々日本人が良く陥ってしまう思考です。これを防ぐためには質問の日本語訳から英語の語順を導き出すのではなく、自分の聞きたいことが直接英語の疑問文の型と結びついている必要があります。 一つ例を見てみましょう。 「何の映画が好き?」と聞きたい時、 「何」だからWhat で、「好き」のlike は一般どうしてB動詞じゃないからdoを使って、主語は考えてなかったけど「あなた」だからyou でいいのか。What do you …

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ビジネス英語習得の秘訣

英会話を学ぶ理由は人それぞれ多様にありますが、仕事で英会話を必要としているという方もとても多いです。 ビジネスで英語が必要な方に向けて、ビジネス英語習得に向けた近道を解説します。   1.IとYouを使わない 2.本当に必要な語彙力に集中する 3.発音の鍛錬で心象も良くする 1.IとYouを使わない 英会話はシンプルに伝えることが大事です。特にビジネス英語では誤解を招かないためにもストレートに物事を伝えます。しかし、それだけを考えて話してしまうと素っ気なく攻撃的に聞こえてしまう危険性があります。 話す内容をシンプルにしておきながらも攻撃的にならない方法は I と You を使わないことです。 例えば、仕事が遅れているときに “You need to finish this.” と言われると怖く感じます。この時に受動態を使って物を主語にすると、“This needs to be finished.” 「これは終わらせられなければならない」となり、会話の対象が相手ではなくモノになるため攻撃的ではなくなります。 人について話すのではなくモノを議題として話すことによって、Youを使った時に攻撃的にとられるリスクと、Iを使った時に子供っぽく聞こえるリスクを回避できます。   もう一つの方法はWeを使うことです。“We need to finish this.” 「私たちはこれをやらなきゃいけない」とするだけでも攻撃感は薄れます。   まずはIとYouを使いそうになった時にWeを使うように心がけること、そして少しずつ能動態と受動態の切り替えの練習をしてスムーズにモノ主語を使えるようになることがおすすめです。 こうすることで大人のビジネス英会話に一気に近づきます。   2.本当に必要な語彙力に集中する 「ビジネス英語」と聞くと難しい印象を持たれている方が多いです。しかしよく言う「日常会話」の方が実は難しいのです。 仕事で使う英会話の目的は、自分が専門としている分野において正確な意思の疎通がとれることです。ビジネス英語の目的は絞られているため、ビジネスの場面で使う英語表現も日常で使う表現よりも絞られています。   基本的な機能語以外に、ビジネス英語として鍛えたい語彙力は2種類です。 自分の「専門分野の語彙」と「状況に合わせたクッション言葉」です。 専門分野の語彙に関しては、その分野の本を読んだり動画を見たり、その分野に精通している講師からレッスンを受けたりする必要があります。しかし、そもそも専門的な知識は持っているという土台の上で学ぶので、日常会話の広い幅を学ぶよりは早く習得できるはずです。   状況に合わせたクッション言葉とは、言いたい内容の前に差し込むフレーズです。 例えば、何か言いにくいことを言う場合、  I’m afraid, this needs to be finished.「恐縮ですが、これは終わらせられないといけないです。」 話題を変える時は、 …

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