出会いのための英会話

タイプ別最強学習法

外国人と友達になりたい

外国人とお付き合いしてみたい

 

このような目標を持って英語学習に興味を持たれる方もいると思います。第二言語である英語を使って誰かと親しい関係になれるということはそれだけの語学力とコミュニケーション力があるということです。恋人や友達を作ることは学習者の皆さんがゴールに置いてもよいでしょう。

しかし誰かと仲良くなるためには英語力以外の知識やスキルも大切になってきます。

今回はネイティブスピーカーとの「出会い」を大切にするためにどのような学習をすればよいのかお伝えいたします。

 

 

1.言語交換しながら意思疎通は難しい

以前に日本在住のアメリカ人の友人に「日本人とのデートが難しい」と相談されたことがあります。なぜか聞いたところ、

“Everything turns into an Eikaiwa lesson! “「何もかも英会話レッスンになっちゃうんだよ」と言われました。

おそらくデートに誘った方の英語力と私の友人の日本語力の双方に問題があり、英語で話そうとしたものの、理解を逐一確認をしなくてはコミュニケーションが取れなかったのでしょう。

上記の例の場合は日本語が話せない私の友人にも責任はあるのですが、やはり英語か日本語どちらか一方が二人とも堪能でないと、本当の意味でのコミュニケーションは難しくなります。もしあなたが英語を使って誰かと関係を構築してみたいと願っているのなら、本番の交流で英語の確認に時間を使いすぎないように努力する必要があります。「気を遣う」余裕を持つためには、英語表現は自然に出せるようになっていることがベストです。

 

2.最初は基礎の英語力を

英語の表現に悩むことなく発言内容に集中するために、まずはスピーキングの機会をたくさん作ることが大切です。たまに「英語練習したいから友達になってください」という投稿なども見かけます。「語学交換」という目的のみであればよいですが、私個人的には練習は練習の場で行い、交流はシンプルに交流を楽しむべきだと思っています。交流する相手は英語講師ではなく人間です。相手は英語を教えたいわけではなく相互理解を求めており、その期待に応えられないと本当の意味での関係構築は難しくなります。練習をしないとコミュニケーションが難しい場合はまずは練習の機会を多く儲けましょう。同じスピーキングの機会でも、練習と本番をうまく使い分けることがコツです。

 

・英会話スクール:練習会話

やはり手っ取り早く英会話の練習ができるのは、ネイティブスピーカーが所属している英会話スクールです。英語での会話経験が少ないと自覚している方は、まずはスクールなどに通って練習の場を作ることから始めるとよいでしょう。講師の質問に答えるだけでなく、積極的に質問をすることを意識しながらレッスンを受けると英語でのコミュニケーション力が改善します。スクール外で外国人と出会うことは日本では難しいのが現状です。もし出会ったときにその出会いの一つひとつを大切にしていくために、日頃からトレーニングをしておくことが長続きする関係を作るコツです。

一つだけ注意していただきたいのは、「英会話レッスンを出会いの場としないこと」です。人間対人間のレッスンですので、講師が魅力的に感じることもあるかもしれませんが、講師はあくまでプロフェッショナルとして英語を教えている身であり、彼らにもプライベートがあります。英会話のレッスンではあなた自身と講師の両方があなたの英語の向上に集中することで結果が出ます。レッスンでは英語力の向上ができる環境づくりをし、出会いはレッスンの外で探すようにしましょう。

・出会いを探す:本番会話

先程日本では外国人との出会いは難しいと述べましたが、人が多い地域では様々な機会があります。ここではどのような場所で外国人に会えるかと、そこで会話をするために何を学習のテーマとして練習すればよいのかをまとめました。

 

★観光客に話しかける

浅草や渋谷、京都など観光客がたくさんいるスポットは多数ありますので、そこで隣り合った人などに気さくに話しかけてみましょう。欧米ではStrangers (見知らぬ人) と話すことはよくあることなので、日本人が感じるほど変なことではありません。どこから来たのか、日本に住んでいるのかなどから話を始めるとよいでしょう。もちろん相手が不快そうな時はほどほどにしましょう。

学習テーマ:英語の世間話の始め方、簡単な疑問文を覚える、相手から聞かれたことに相槌できるようにする、観光地のことを少し英語で紹介できるようにしておくなど

 

★外国人の多いバーに行ってみる

お酒を飲まない人や雰囲気な苦手な人は避けた方がよいかもしれませんが、外国人の多いバーなどで一緒にスポーツ観戦などをしてみることも仲良くなれるチャンスです。お酒も入って応援しているチームが一緒なら話は自動的に盛り上がります。

学習テーマ:英語の世間話の始め方、簡単な疑問文を覚える、相手から聞かれたことに相槌できるようにする、自分の趣味や仕事に関して語れるようにしておくなど

 

★ボランティア活動に参加する

場所にもよりますが、市区町村などで語学ボランティアなどを募集していることがあります。お住まいの地域のウェブサイトなどもこまめにチェックすると、参加できる国際交流イベントやボランティアが見つかるかもしれません。

学習テーマ:英語での指示・説明の仕方、住んでいる地域や日本の制度・文化について英語で説明できるようになるなど

 

★アプリなどを使う

利用者は若い世代が圧倒的に多くはなりますが、アプリなどで興味関心が合う人と交流することも一つです。ビデオチャットなどもできますが、実際に会うとなったときは相手が信頼できる人であることを確認し、身の安全はしっかり守りましょう。

学習テーマ:英語のメールでの自然なやり取り、興味関心について伝える・聞く、カジュアルな英語に慣れるなど

 

話を始め会話を持続させるという点で、世間話の始め方、疑問文の必要性などはどんな場面にも共通しています。練習として英会話に通われている方は、レッスンの冒頭に講師がどんな質問をしてくるのかしっかり観察し、慣れてきたら自分から世間話を始めてみることを実践できると効果的です。

本番の会話をする中でも表現が難しい事柄に気づくことがあります。本番の英会話が少しうまくいったと思って学習をやめてしまうと伸び悩む原因になりますので、インプットや会話練習は引き続き並行して続けることをお勧めします。

 

3.ネイティブにとって魅力的になる

魅力的とは見た目のことではなく、会話内容が興味深いということです。誰かと友達になったり、恋人同士になったりするときは気が合うことがきっかけであることが多いですが、それは英語を使っての出会いでも同じです。どのようにすれば英語ネイティブにとって気が合う存在になれるのでしょうか?

・「ネイティブと話す=英会話」は卒業!

まずは外国人と話すときの気持ちから変えていきましょう。「外国人と話す=英会話」と思っていると、なかなか対等にコミュニケーションをとることが難しくなります。レッスン外の場面で英語を話すときは対等にコミュニケーションをとることを意識できると、相手もそのように扱ってくれるはずです。普段レッスンに通われている方は、臆することなくネイティブスピーカーと話すことができることを目標に場数を踏んでもよいかもしれません。まだネイティブスピーカーとあまり話したことがない方は本番の会話で焦らなくて済むように、レッスンを受けて話し慣れすることを検討していただければと思います。

 

・ネイティブと打ち解けられるように準備しておく

皆さんは親しい友人とはどんな会話をしていますか?家族の話、趣味の話、恋愛の話など、共通に話題にできるトピックがたくさんあるからこそ、付き合っていて楽しいと思えるのではないでしょうか?

そう考えると出身国が違う英語ネイティブスピーカーと話すときも、共通の話題を見つけることでお互いへの興味も増すと言えます。

相手が日本のことをよく知っていたり、趣味が同じであったりすればスムーズに話が合うことがありますが、特に海外の文化に今まで興味がなかった方は英語圏の文化の勉強も言語と並行して行うことをお勧めします。私がアメリカにいたときに感じたことですが、やはり日本に来たことがある人や文化をよく知っている人は話しやすかったです。同じように、私たちも話す可能性がある相手の文化を学んでおくことで、相手に安心感を与えることができます。

どこから手を付けてよいかわからない方は、誰もが知っているような有名なハリウッド映画や洋楽アーティストの曲などを一通り楽しんでみることから始めるとよいです。映画や音楽を全く楽しまない人は少ないので、あまりエンタメに興味がない方も半分勉強のつもりで試してみてもよいでしょう。もしかしたら面白く感じて新たな趣味に火が付くかもしれません。そうなればエンタメからも英語のフレーズなどは吸収できますので一石二鳥です。また、旅行などで海外に行く機会が多い方は、どこに行って何を見てどう感じたかをすぐに話せるようにしておくと、その国の出身の人との話題には困らないはずです。

会話が続かなかったり盛り上がらなかったりする原因のすべてが英語力のせいではありません英語圏の出身者と同じ土俵に立つことを意識して、共通のネタを増やしておくとよいでしょう。特にエンタメやスポーツなどの娯楽は知っておいて損はないので、趣味の時間も使って積極的に触れていくようにしましょう。

終わりに

今回はネイティブスピーカーとの出会いを大切にするためにどのような学習をすればよいかをお伝えしました。ネイティブから受け入れられるためには英語力だけでなく、相手の文化的背景を知ったり、共通の趣味を持ったりすることも大切な側面です。ぜひ楽しみながら英語を学ぶことも忘れず、教科としての英語以外の英語にも積極的に触れるようにしていきましょう。

無料体験レッスン お申し込みはこちら TOP

30年で20万人 満足度99.1%信頼と実績

無料体験申し込み