英会話を毎日の習慣にする方法

タイプ別最強学習法

英会話には学習の継続が重要です。しかし英会話学習は習慣にしないと継続することは難しいですよね。日本の忙しい社会人が、周りに英語を話す環境がない場合に習慣として英会話を学ぶことは難しいです。その中でも英会話学習を習慣化して、英会話の上達に成功した人は存在します。この記事では英会話を習慣化するための具体的なアイディアを紹介します。

ライフスタイルに合わせた計画

第2言語習得理論によると、第2言語を1段階上達させるためには200時間ほどの学習時間が必要とされています。1日1時間学習するとして半年と少しで確実に上達を実感できるというような指標です。しかし、英会話学習を習慣化するということは自分のライフスタイルに合わせて生活の中に無理なく組み込むことが必要になります。「平日は仕事をしているから英会話に時間と労力をとることはできない、週末にまとめて勉強しよう」と思われる方も多くいらっしゃいますが、言語学習のラーニングカーブを考えると短くてもいいので毎日時間をとることが英会話向上には効果的です。どのように英会話学習を毎日のスケジュールに組み込むことができるか、一緒に考えてみましょう。

 

時間を決める

1日1時間の学習という前提で考えてみますが、この1時間をまとめて確保する必要はありません。確実に取れるであろう時間を細かくてもいいので計画してみてください。また時間を確保する時点で、その時間が声を出せる環境か出せない環境かを考えておくことがおすすめです。後述しますが声を出せるかどうかに合わせて効果的な学習内容を考えることができます。

まずは仕事がある平日でもどのような時間が確保できるかを考えていましょう。例えば以下のような時間を考えられるかもしれません。

朝、起きてすぐ 15分 声が出せる

通勤時間(出勤) 15分 声が出せない

通勤時間(帰宅) 15分 声が出せない

夜、寝る前に   15分 声が出せる

上記のように15分を4回1日の中でとるだけで1時間を確保できます。もし通勤がもっと長ければさらに学習時間を確保できます。ただ、1時間学習するとして30分程度は声が出せる環境を用意することが効果的な学習に繋がります。

 

記録をとる

学習に要に関しては後述しますが、確保した学習時間で学習できたことを記録にとっていくことも、学習を習慣化するためには重要です。忙しい社会人なので確保したはずの学習時間で実際に学習できないことも多々あるでしょう。できるだけ毎日学習に時間を使うことが上達への近道ではありますが、計画していた通りに学習に時間が使えなかったとしても、後日余分に学習時間を割いて出来なかった分を埋め合わせることもできます。そのために学習計画をスケジュールに入れてしまい、その結果も記録しておくことがおすすめです。また、記録していくと学習できなかった分をそのままにしておくとソワソワするようになってくる方も多いです。このような心理的な縛りを自らに課して英会話上達のために学習を習慣化させるためにも、学習を記録することは有益です。

学習内容を決める

学習時間を確保して、毎日の学習を開始できたとしても、学習内容が特定の技能に偏っていたり、自分が全く興味のない内容の学習になってしまっていると習慣化も時間と労力に見合った上達も難しくなってしまいます。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを満遍なく学ぶことが重要です。しかし学習だからと言ってやりたくもない勉強をする必要はなく、自分のスケジュールと興味に合わせた学習内容を選択することができます。どのような学習ができるか一例を見ていきましょう。

 

時間と環境に合わせた学習内容

1日の学習時間を確保する際に、声を出せる環境と出せない環境を考えます。基本的には声を出せる環境ではアウトプットの訓練、声を出せない環境ではインプットの学習をします。前述の例を使って学習例を見てみましょう。

朝、起きてすぐ 15分 声が出せる

・音源がついている英文を使ってリピーティング(スピーキング、リーディング、リスニング)

通勤時間(出勤) 15分 声が出せない

 ・TEDなどのサイトで動画を視聴(リスニング、リーディング)

TEDではスピーチの全文書き起こしがあるので読みつつ聞くことができるのでお勧めです。

通勤時間(帰宅) 15分 声が出せない

 ・好きなジャンルの読書(リーディング)

読書は特に小説など、情景・心理描写とセリフが含まれているものがおすすめです。

夜、寝る前に   15分 声が出せる

・3行日記を英語で書き声を出して読む(ライティング、スピーキング)

 

上記の例のように15分ごとの短い時間でもできることは多くあります。また、日本に住んでいながらの英会話学習では特にスピーキングを訓練するための機会は自然に多くなることが少ないため、意識的に「話す」トレーニングを組み込んでいくことが重要になります。英語の4技能を満遍なく伸ばしていくためには様々な学習内容を準備する必要があります。学習時間を一気にとるのではなく区切りをつけることは、必要な様々な学習内容を網羅することにもつながります。

 

娯楽を学習に、学習を娯楽に

英会話学習は根気よく続ける必要があります。特に独学の場合は自分で上達を感じ取りにくいため、学習しようと始めても目的を見失い挫折を経験してしまう方が多いです。それでも続けられるようにするためには学習自体を楽しめるように工夫をすることが必要です。

人と話すことが好きなら英会話ができる環境に自ら飛び込み、その会話を学習の一つとしてしまう。

洋楽が好きなら歌詞を見つつ曲を聴き、知らない言葉を調べることを学習とする。

趣味があれば、それについて英語で読む、または動画を視聴することを学習とする。

このように自分がやりたいと思えることを日々の学習内容に組み込むことで、学習を「苦」ではなく「楽」に寄せていく工夫が有効です。

加えて、学習内容を頻繁に変えることも問題ありません。「こんなことも学習にできるかも?」と思えるトピックを探す癖をつけることも習慣化に役立ちます。学習内容を変更するときには、訓練している技能に偏りがないか、4技能すべてを鍛えられるバラエティーになっているかに注意する必要はありますが、いついかなる場合でも最善な一つの学習方法があるわけではないので、色々な方法で学習することは英会話の幅を広げるためにも有益です。言語は文化により形成されます。文化とはすなわち社会に生きる生活全般なので、様々なソースから英会話を学ぶことは、より自然な英語力を身に着ける近道になります。

レッスンを強制力に

学習スケジュールを立てても、色々な学習内容を考えても、途中でやめてしまうかもしれない不安がある場合は、レッスンを学習に組み込んでしまうことも有効な手段です。レッスンにコストと時間をかけているのだから自己学習もしっかりとして成果を出したい、というモチベーションにもつながりますし、自分で学んだことを披露して試す場にもすることができます。

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まとめ

英会話学習を習慣化するためのアイディアを紹介しました。ライフスタイルは人それぞれなので、各々で自分に合った方法を見つける必要はあります。しかしどのようなやり方でもできるだけ毎日学習し、4技能すべてを訓練することが英会話上達への近道です。無理のない方法で英会話学習の習慣化を目指してください。

 

執筆者:

辻 賢太郎 ― バイリンガル英会話コーチ

英会話コーチング歴8年 アメリカ在住11年 TOEIC990点

アメリカの4年制大学でApplied Computingの学位を取得。大学卒業後は日本のIT企業で7年勤務し、学生時代や業務内で英語を教えていた経験を活かすために英会話コーチに転職。海外在住経験やビジネスで英語を使った経験をもとに、英会話コーチとして200人以上の受講生の英会話目標達成をサポート。

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