英語の疑問文の苦手を克服しよう!
2025.02.24
皆さんは英語で質問することは得意でしょうか?
レッスンで「えっとこれは過去形で動詞があるからDid you…」などと考え込んでしまっていませんか?ネイティブ講師なら待ってくれますが、実際の会話内の質問にはスピードが求められます。
今回は疑問文を攻略して素早く質問するために、今から使えるテクニックと学習法をお伝えいたします。
1.反復練習をする
1.反復練習する
疑問文が難しいと感じてしまう理由の一つとして、私たち日本人が自分から英語で質問する機会が少なかったことがあります。学校のライティングの授業では、会話文として書かない限りは疑問文を自分で作ることはありませんでした。また学校の教育では文法から学んでいくため、疑問文となると順序が変わったりして苦手意識を持ってしまった方も多いのではないでしょうか?
これらの理由で、英語の疑問文が苦手なのは私たち日本人にとっては自然なことです。
英語で質問したことがない方や慣れていない方や苦手意識がある方は、まずは短い疑問文のリストで反復音読練習をしてみましょう。文の意味が分かった上で練習をすると効果的です。
例えばDo you はよく聞くと思いますが、Do they, Does he, Do Jack and Rose, などの並びも使いこなしていく必要があります。聞き慣れない疑問文の始まりも、脳に「この並びもあるんだよ、正しいんだよ」ということを教え込むために、口が慣れてくるまで反復練習を繰り返すことが効果的です。
たとえ読んで理解できたとしても話した時に噛むようであれば、スムーズに言えるようになるまで声に出して練習してみてください。
慣れてきたら例文の主語や時制を変えて応用しながら練習できるとさらに効果的です。
例:Do you like skating?→Do they like skating?→Does he like skating?→Did he like skating?→Did they like skating?→…
詳しくは後述しますが、日本語で浮かんだ長い疑問文をそのまま長い英語の疑問文に変換する必要はありません。短い疑問文を知っておくだけで事足りるシーンがとても多いです。まずは簡単な短い疑問文から使いこなせるようになることが最初のステップです。
2.疑問詞の句として覚える
次に少し長い疑問文に挑戦する際に、「文法パズル」をしてしまうと会話のテンポを乱してしまいます。
文法パズルは、日本語で浮かんだ文章を英語に変換するために文頭から一語ずつ組み立ててしまうという、我々日本人が良く陥ってしまう思考です。これを防ぐためには質問の日本語訳から英語の語順を導き出すのではなく、自分の聞きたいことが直接英語の疑問文の型と結びついている必要があります。
一つ例を見てみましょう。
「何の映画が好き?」と聞きたい時、
「何」だからWhat で、「好き」のlike は一般どうしてB動詞じゃないからdoを使って、主語は考えてなかったけど「あなた」だからyou でいいのか。What do you like movie? かな…
このように文法パズルをしてしまっては、時間がかかってもう会話が次に進んでいってしまいます。このケースでは、たどり着いた語順も正しいものではないですね。
ではどうすればよいかと言うと、「何の(名詞)が(動詞)?」という質問と、英語の疑問文の”What kind of (名詞) do you (動詞)?” が結びついていればスピーディーに発話できます。
Q: 何の映画が好き?→What kind of movies do you like?
Q: なんのテスト受けたの?→What kind of test did you take?
Q: どんなレストランが好き?→What kind of restaurant do you like?
何かの種類を聞くときはこれが間髪入れずに出てくるイメージです。
疑問文を学ぶとき、前述した反復練習を行う時、疑問文の型を意識してみてください。そして疑問文の型に当てはめるイメージで話すと、スピーディーにミスのない質問をすることができます。お持ちのテキストの例文などをよく観察して、主語や名詞を変えたら使い勝手のよさそうな疑問文の型を集めるようにしましょう。
3.長すぎる疑問文を組み立てる必要はない
長い疑問文は会話力が中級以上の方でも難しいときがあります。長い疑問文を作らなくても少し複雑な内容の質問を作ることはできます。
「肯定文+短い疑問文」の形を覚えておいてください。
例えば
「今日のMTGでJohnが提案した、希望する従業員にフレックス制を導入する件についてはどう思いますか?」
と聞きたい時、一文で処理しようとすると、
“What do you think about John’s suggestion in today’s meeting that we should introduce a flextime system to the employees who wishes to sign up for it?”
となってしまい、かなりの上級者でないとスムーズに出すことは難しくなってしまいます。
そこで、試していただきたいのが、「肯定文+短い疑問文」の方法です。
例えば上記の文だと、
「今日John がMTGでフレックス制を導入したいと言っていました。希望する従業員だけに導入したいそうです。どう思いますか?」
In the meeting today, John said he wants to introduce a flextime system. He wants it only for the employees who wishes to sign up for it. What do you think about that?
このようにすれば肯定文と、疑問文は”What do you think about that?” だけで済ますことができます。
上記の例のような短い疑問文のパターンを幾つかストックしておけば、肯定文+疑問文の構成で色々な質問が出来るようになります。
もちろん長い疑問文が作れることが悪いことではないのですが、この方法も知っていると咄嗟に出てこない時に助けになるはずです。
終わりに
今回は疑問文の作り方のコツをお伝えいたしました。英会話レッスンをすでに受講されている方は、本記事のコツを使ってレッスン内で積極的に質問してみてください。
英会話を学ぶ上では、一見難しく感じることも考え方を変えたろシンプルなトレーニングを実施するだけで解決することがあります。プロの講師に相談をすると、時短で効果的なあなたに合った学習法を提示してくれるので大変おすすめです。ぜひ疑問文のような苦手を効果的に克服したい方は検討してみてください。