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“本番”の英会話の攻略するための方法

タイプ別最強学習法

ネイティブ講師との英会話を長く続けている方でも、いざ実践で使うとなると思うように英語が出てこないと思った経験はあるのではないでしょうか?今回は英会話レッスンを受けているのに本番の英会話になると思うように話せないと感じている方、または漠然と自身の英会話力に満足を感じられない方へ向けて、その原因と解決のためのアイデアをお伝えいたします。

  1. 英会話レッスンと本番の違い
  2. 即答、聞き返しが基本
  3. 対等を意識する
  4. 英語を「話す」ことがゴールではない
  5. 質問上手になる

 

1.英会話レッスンと本番の違い

本番で使える英会話力をつける準備をするにあたって、レッスン内とレッスン外の会話の根本的な違いを把握しておくことは大切です。

英会話のレッスンでは講師と1対1で話をすることがほとんどです。その場合、もちろん講師はある受講生が英語を学んでいる身であることを念頭に置いて会話を進めていきます。その場合、講師は普段よりも頑張って受講生の言うことを汲み取ろうと努力します。そうすることで、受講生の英語表現が少々不十分でも理解したことを解釈してもう一度正しい英語で言い直してくれたりします。また多少英語表現を考えて黙ってしまったとしても、受講生が発言できるまで待って考える時間を提供してくれるのがレッスンであり、レッスンの目的は受講生の英語力の向上にあります。

一方で講師でない人との会話では、あなたの英語力の向上ではなく発信する情報と分かりやすさが目標になります。英語はあくまでコミュニケーションのツールであり、聞き手はあなたが英語を使って言う内容に注意を向けています。あなたが英語を練習したり正しい単語を探したりすることを待ってはくれません。このようにレッスン外での会話では英語の正しさよりもコミュニケーションの質が求められています。

 

「レッスンの目的は受講生の英語力の向上、

 本番英会話の目的はコミュニケーション。」

 

2.即答・聞き返しは基本

「英語が聞き取れない」という事実はコミュニケーションの質に大きく影響してしまいます。本番の英会話において日本人の私たちが陥りやすいのが、相手の言ったことを聞き取れず落ち込みすぎる、もしくは頭が真っ白になってしまうということです。もちろん一回で正しく理解できるに越したことはないので、常に自身の理解度と向き合う姿勢は大切です。しかしそれを気にするあまり相手が何か言うたびに一喜一憂していては、会話に求められるスピードについていくことはできません。そこで、もし聞き取れないことがあったら即座に聞き返すことができれば、コミュニケーションはより円滑になるはずです。そのため状況に応じた聞き返しのフレーズを暗記しておくと便利です。

 

そして、理解できた質問に関しては即答を心がけましょう。ここでもまるでエッセイを書くように文章を組み立ててしまう方がいますが、口語ではまずシンプルに言い切ってから詳細な情報を追加していくイメージを持つと話しやすくなり、聞き手からの印象も良くなります。

 

例:

Q: What did you think about the play last night?

  昨日の舞台どう思った?

 

悪い回答例:

A: I thought…the play last night…had…a lot of actors that were very…talented.

  役者さんがとても才能豊かでよかったです。

(と一文で言いたかったが語順に苦戦した。Thatの使い方もこれであってるかな…?)

 

即答する回答例:

A: I liked it! The actors were amazing. They were very talented.

  よかったです!役者さん素晴らしかった。本当に才能がありました。

 

このように最初に短く言い切ることと、適宜ピリオドを打つイメージを持つと語順をあまり気にせずシンプルな構文で話すことができます。

わからなかったら聞き返す質問が理解できたら短い文で即答する、の2つのトレーニングをしっかりしておけば、大抵の会話への恐れが減りスピードアップも図れるはずです。

質問に即答する練習はネイティブ講師とのレッスンで、聞き返しのフレーズを覚えることは自宅学習でもできます。ぜひ取り入れてみてください。

 

「本番の会話のために聞き返しのフレーズを学習。

 発言はまずはスピードを意識してシンプルに。」

 

3.相手と対等を意識する

会話に必要な英語力と同様に、ネイティブスピーカーと会話する際のマインドセットは大切です。英会話の講師として受講生の方々と接していると、「相手はネイティブスピーカーで英語が話せるけど、私の英語はまだまだだから私の方が劣っている」と考えて会話時に萎縮してしまう方が多いと感じています。

そのようなことを考える必要はありません。自らが劣っていると考えてしまうと、前章で述べた即答や聞き返しが難しくなってしまったり、そもそもコミュニケーション自体のハードルを自分で上げてしまいかねません。母国語ではない言語で一生懸命コミュニケーションを取ろうとしているのは私たちの方ですし、相手にも会話の進行を助ける義務があります。

確かに英語の方が日本語よりも堂々と聞こえる言語なので、圧倒されてしまう気持ちも理解できます。しかし自分と話し相手は対等であると思って接することであなたの英語の発話もスムーズになるはずです。講師でもない日本語が全くわからないネイティブスピーカーと話す機会があるときは、いつもより堂々と接する気持ちを持てるとよいでしょう。日頃から自分とは違うタイプのネイティブ講師などのレッスンを受けて慣れておくことも助けになります。

 

「受け手と話し手の両方に会話を円滑に進める責任がある。

 萎縮する必要はなく、対等であるという意識が大事。」

 

4.英語を「話す」ことがゴールではない

英語が”完璧”なネイティブを前にすると、自分の英語が正しいか間違っているかを気にしすぎて言葉に詰まってしまうこともあります。

そんな時、無意識に「英語を話す」ことがゴールになっていまっていませんか?英会話のレッスンは学習者がより良い英語を話せるようになることが目標ですが、本番会話の最終ゴールは相手との相互理解です。そのゴールに行きつくためにはあなたが一生懸命絞り出そうとする英文の他にも様々な方法があるはずです。会話のゴールを正しい英語を話すことにしてしまうと、自分が発話する際に時間がかかりますし、自分の英語に集中してしまい相手の話を十分に聞こうとすることから注意がそれてしまうかも入れません。その結果、会話をする目的であるコミュニケーションが疎かになるという根本的な問題に陥ってしまいます。会話の最終ゴールとして相手との相互理解を目指すイメージと、3章でお伝えしたシンプルな構文を上手く使うことが重要です。そうすることで、直訳や難しい文法に頼らず、すでに知っている単語やフレーズを駆使して話すことができるようになります。

知識として持っている単語を実際に使って流暢に話すようになるためにはトレーニングが必要です。もしシンプルな構文に落としていくのが難しいと感じたら、日本語も英語も堪能なバイリンガルの講師とトレーニングするのも効果的です。

「英語を正しく話すことに気を取られずに、

 会話の目的である相互理解を目指す。」

 

5.質問上手になる

ネイティブスピーカーと会話する上で気まずく感じる瞬間に沈黙を挙げる方も多くいます。特に講師でない人と話す時は、その沈黙が一体何の沈黙なのか悟ってくれることが少ないため、気まずさを感じることが多くなります。この気まずい沈黙を自分から回避するためには質問上手になっておくことです。さらに、質問ができると会話の方向性を自分で決めることができます。ただ相手の質問に答えるだけ、相手に話に合わせるだけだと相手が優位のように感じられてしまい、会話への満足に繋がっていきません。適切な質問ができれば、「会話ができた」という実感を得ることにもつながります。。

とはいえ、何から始めればいいのかわからない方やあまり会話中に質問することがないという自覚のある方は、まずはWhy?の精神」を持つところから始めることで慣れていきます。

例えば英語で相手にこんなことを言われたら、どのような質問ができるでしょうか?

 

例:

I was in the United States for a few weeks and just came back last night.

数週間アメリカにいて、昨日帰ってきたところなんだ。

 

ここで単に「へぇー」となってしまっては会話が終了してしまうので、Why精神で「なんでアメリカに行ったんだろう」という疑問を持つと、“What did you do in the U.S.?” や”Did you go there for business?” などの質問が出てくるはずです。

多くの人は「へぇー」で終わってしまったり、「この人はアメリカ人だし、アメリカに家族もいるはずだから帰省するのは当たり前だろう」と自分で推測して納得してしまう傾向があります。このように自分で納得をしてしまうと次の質問が思い浮かばない、もしくは相手との話が広がっていかない原因となってしまいます。

しかしこの推測と納得が起こった時も、“Did you see your family?” “How was your family doing?” と言う風に質問に変えることができます。英語圏はローテクスト文化ですので、言われてないことを推測しすぎてしまうことは好まれません。相手が言っていない情報は質問して確認することを心がけると、あなたが興味を持って聴いていることが相手にも伝わるでしょう。もしかしたら思いもよらない答えが返ってくるかもしれません。

 

「会話で気まずい沈黙を避けるためにも、

 Why?の精神で相手に気持ちよく話してもらおう。」

 

終わりに

今回は本番の英会話に強くなることをテーマに会話の際のコツをいくつかお伝えしました。もし現在英語のスピーキング力でお悩みであれば、それは英語の知識だけでなく、気持ちの問題経験の量が足りていない可能性もあります。最終的にはどんな状況でも臆せず会話することを目指し、どのようなアプローチで英会話を続けていくかが上達のカギとなります。悩んだらプロの講師にも相談の上、ぜひ更なる英語でのコミュニケーションの上達を目指してみてください。

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