海外移住の前に役立つ英語勉強法

タイプ別最強学習法

特に英語が好きでも得意でもないのに何故か海外転勤の辞令が出てしまった方もいるかと思います。でも、学生時代の受験勉強等で英語は勉強しているので、思っている以上に英語の基礎知識は脳の引き出しに入るはずです。

限られた時間で完全な準備まではいかなくとも、この記事から少しでも英語と心の準備のお手伝いが出来ればと思います。今、海外に行く準備で忙しくて英語を学ぶ時間が沢山取れなくても効果的に学べるかもしれません。英語はもちろんですが、文化的なコミュニケーションの形を知って練習しておけば何とかなります!時間がなくても簡単に出来る裏技をご紹介します。

 

目次:

1.現地民に良い印象を持ってもらうために

2.最低限困らないための準備(自分でできること 独学)

 2-1 文化を学びつつ耳を慣らす

 2-2 在住先の現状を理解する&英語をもっとレベルアップ(語彙、言い回し、流行り)

 2-3 文化&自然な言い回し

 2-4 自分だけでできるアウトプット(書けないものは話せない)

3.実戦練習(上でやったことを試してみる)

4.文化的に違う日常生活の知識

まとめ

 

1.現地民に良い印象を持ってもらうために

PとQを、お忘れなく、Mind your Ps and Qs

PはPleaseからQはThank youから来ています。日本語で「○○してください」と言いますが、英語のDoは「して」と「しろ」両方なので敢えてpleaseをつけないと命令調に聞こえてしまいます。更に「コーヒー飲む?」のカジュアルな質問の答えでも単にYesかNoではなくYes, please 若しくは「結構です。でもありがとう」のニュアンスでNoの後に間を置きthank youを強調してNo, thank youと答えます。間を置かないと「いいえ、結構です」と、つっけんどんになってしまうのでご注意を!習慣に無い為、中級者でもうっかり使わない事があるので要注意です。

ちょっと話は変わりますが西洋では、人前でくしゃみをする事を控えるので、くしゃみをした人にBless youと言う習慣が古くからあります。そう言われたらThank you と答えるという事も覚えておいてください。何故くしゃみをすると神の庇護が必要になるのかは、くしゃみをすると魂が抜け出るとか、チフスの初期症状がくしゃみだったから等、諸説あります。

 

2.最低限困らないための準備(自分でできること 独学)

英文法を勉強し直す時間は無くても、直ぐに使える便利なフレーズをいくつか覚えていると楽です。シーンごとに紹介されるフレーズがよくありますが似たようなシーンに使えるかもしれない単語も一緒に覚えると効率的です。例えば買い物の時、お店に入るとCan I help you?と笑顔で店員が寄って来ます。ただ見ているだけならNo, thank you(thank youを強調して), I’m just looking.スカーフを探しているのならI’m looking for a scarf. ネクタイを探しているのならI’m looking for a tie. と言えば売り場に案内してくれるか売り場がどこか教えてくれます。加えて何かを予約する時は、予約する対象によって使う言葉が変わったりします。人と会う予定を取る場合(医者や美容院など)はmake an appointmentで、レストランのテーブルやホテルの部屋はbookかreserveします。単語を変えるだけで応用が利くのでシーンごとに単語もセットで学習すると便利です。

2-1 文化を学びつつ耳を慣らす

本番に向けて耳を慣らすには英語の映画やドラマなどはもちろんオススメです。いきなり吹き替え無しで英語の映画を観るのはハードルが高いですが、前に日本語吹き替え版で観た好きな映画やドラマを吹き替え無しで観る事から始めるのはいかがでしょうか?映像で観る事により言っていることが今一つ聞き取れなかったり、わからなかったりしても「何となくこんな事を言っているんだろうな」と想像しやすいですし、ストーリーは分かっているので、ワクワク感は減るかもしれませんが、「英語だと、こう言うんだ?!」などの発見もあります。翻訳はニュアンスをいかに自然に伝えるかがポイントなので直訳をしない時も多々あり、異なる言語だと違う事を言っている場合や訳されずに飛ばされる台詞もあります。直訳してしまうと文化が違うゆえに意味が伝わらなくなったり、視聴者がピンと来ない事が出てくるのです。流行っているドラマからは今のトレンドをチェックすることも出来るので是非トライしてみてください。また、じっくり画面に集中するのではなく耳を慣らすためにBGMとして流しチラチラ観るのも海外生活を疑似体験出来る方法です。

日本のアニメは人気ですので海外各地で現地語に吹き替えられた作品が放映されています。馴染みのキャラクターが違う声で話しているのを観るのも面白いですし、お子様のいらっしゃる方はアニメから英語に耳を慣らすのが手っ取り早いですね。

 

2-2 在住先の現状を理解する&英語をもっとレベルアップ(語彙、言い回し、流行り)

事前情報をゲットする意味も踏まえて現地のニュース記事を英語で読んでみてください。最初はヘッドラインをスマホでチェックするだけでもO.K.です。大まかな現状を把握することが出来ます。慣れてきたら気になる・興味があるニュース(スポーツやエンタメも)に目を通してみてください。ここでポイントは自分が知りたいニュースや話題から始めることです。興味があることに関しては不思議と内容を理解するのを助ける想像力も湧いてくるものだからです。それに慣れてきたら同じ通信・新聞会社の出しているニュースを日本語版の後さっと英字版に目を通してみてください。慣れてくると読みやすくなってきます。

さらに、最初に日本語でニュースを観たり読んでからラジオで英語ニュースを聞いてみてください。特に英語の読み書きの方が得意の方はニュースを読んでから英語のニュースを聞くと受け入れやすくなります。映像の無いラジオだとハードルが少し上がりますが、ニュースキャスターは活舌良く発音が綺麗なのと知っているニュースだと何について話しているかは想像しやすいので、単語は聞き取りやすくなります。例えば数年前だとコロナの事をCovid-19と言う事がわかったと思います。そしてニュースを英語だとどう表現しているか発見するのも楽しいですよ。

 

2-3 文化&自然な言い回し

日本語で読んだことのある有名な小説 を英語で読むと自然と語彙が増え表現力も身につける事が出来ます。(例えば「羊たちの沈黙」や「ダ・ヴィンチ・コード」等) 本のジャンル(例 ミステリー)洋書 和訳で検索をかけると英文で読みたい本が見つかります。

以前映画で観た作品を(原作の)英語で読むのも面白いと思います。映像や音の助けはないので分からない単語や表現がある時は、前後の文章や状況から意味を想像し理解します。自分が知っている内容だと分からない言葉の意味を紐解やすくなります。

英語での読書に慣れてきたら同じ小説家の書いた 未だ読んだことのない作品を読む事に是非とも挑戦してみてください。

 

2-4 自分だけでできるアウトプット(書けないものは話せない)

ここまではインプットでしたが、慣れてきた単語やフレーズを実際に使って3行日記を英語で書いて実際に使うアウトプットをすると単語やフレーズが自分のものとなります。最初は気に入ったフレーズ3つでも構いません。自分で使っていくうちに記憶に残りやすくなります。

 

今日は仕事の後 同僚とミッションインポッシブルを観に行った。

I went to see ‘Mission impossible’ with my colleagues after work this evening.

映画は素晴らしく、イタリアンを食べながら皆で楽しく語り合った。

The film was great and we enjoyed talking about it over Italian dinner.

今日が金曜日で良かった!(神様ありがとう)

Thank God it’s Friday!

 

少し時間を取ってアウトプットを書くことを練習すると、スピーキングのアウトプットの練習にもなります。

3.実戦練習(上でやったことを試してみる)

一番役に身につき役に立つのはシーンごとにレッスンでロールプレイをして練習する事でしょう。相手あっての会話ですので、相手がどんな答えを返してくるのか、自分がどんな時に返事に困るかが分かります。フレーズ集に載っていない答えが返ってきて戸惑う人は沢山います。全ての答えに対応することは難しくても「こんな答えも帰ってくる」と英会話に慣れてきます。

自分には発音しづらい単語が出てきた場合は違う言い回しを習っておくのも手です。

同じ英語でも国、地域によってアクセントから始まりスペル、単語や言い方が変わる場合もあります。例えば茄子の事をイギリスではaubergineと呼びますがアメリカではeggplantと呼び、ゴミの事をイギリスではrubbishと呼びアメリカではgarbageと呼びます。レッスンで違う出身地の講師の英語を比べるのも楽しいですね。ロンドンに赴任となってもアメリカ英語、オーストラリア英語に触れる機会も沢山ありますし イギリスの地方によってアクセントが変わります。

ネイティブ講師と話し、自分の行く場所のアクセントに慣れておくのも手だと思います。

 

4. 文化的に違う日常生活の知識

英語圏の個人の空間に対する意識が少し違いますし、相手の空間を尊重します。友達や家族同じテーブルに食事をしている時、塩や胡椒が直ぐの手の届くところに無い場合 手を伸ばして取るのではなくCould you pass me the salt? 「塩を取ってもらえますか?」と塩の手前に座っている人に聞きます。

食事会や飲み会で飲み物を振る舞うのはその家の主人か主催者なので目下が目上に飲み物を注ぐ習慣はありません。お客様の飲み物が足りているか目を配らせるのはホストの仕事です。

開閉式の扉を通る時、後から来る人の為に扉を開けておきます。入ろうと思ったら扉が目の前で閉まるということはありません。

この様に ちょっとした風習の違いを講師と話すのも事前豆知識になりますね。

まとめ

ストレス無く英語の音、単語や文章に手っ取り早く慣れる方法をご紹介して参りましたが いかがでしょうか?続けるコツは自分が好きなテーマ、得意な分野から始める事です。是非五感を使って英語に慣れ親しんでみてください。海外赴任は思ったより楽しく良い経験となる事でしょう。Good luck!

無料体験レッスン お申し込みはこちら TOP

30年で20万人 満足度99.1%信頼と実績

無料体験申し込み