無理なく英語上達!学習方法・時間管理のコツ

レベル別最強学習法

年始から4月にかけては新しい生活がスタートする季節です。これを機に英語学習を始めようと思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし学生も社会人も、とにかく忙しい方が多いです。忙しいので自己学習はせずに英会話レッスンだけ通うという方もいますが、レッスンだけでは語彙や文法などの発話に必要なスキルの習得が追い付きません。レッスン受講を考えている方は自己学習することも一緒に視野に入れておくと効率的に上達できるでしょう。忙しくてまとまった自己学習の時間が取れないと思うかもしれませんが、学習法を工夫して継続できれば英語の上達は可能です。今回は学習時間と方法の面から、どのようにすれば上達のレールに乗ることができるかをお伝えします。

1.学習時間

忙しい方が学習を始めるためにはまずは最低学習時間を決めておくと一日のノルマが見えるので手を付けやすいでしょう。学習時間の決め方は以下を参考にしてみてください。

 

・目標から逆算して考える

一般的に、英語上達の実感を得るまでレベルアップするためには200時間の学習が必要と言われています。特に差し迫った上達の必要がない方であれば1日1時間学習すると半年強で、30分であれば1年で達成できるノルマです。しかし、「3か月後に海外出張がある」「4月の異動で上司が外国人になる」など上達しなければいけない期限が迫っている方は、レベルアップのための200時間を念頭に1日の学習時間を計算する必要があります。3か月後にレベルアップしていたい方であれば、1日2時間の学習で90日続けると180時間ですので、目標の200時間に近づくことができます。さらにそこに週1回1時間の英会話レッスンがあれば、192時間の学習時間を確保することができます。

時間に余裕があるほど1日の負荷は少なくて済み、無理なく着実に力をつけていくことができます。将来的に英語が必要になる可能性がある方は、その時まで待つことがないように今から始めましょう。

 

・一気によりも毎日コツコツ

では1日10時間×20日でもよいのかということになりますが、英語は一気に詰め込むよりも毎日コツコツ学習しないと効果は見込めません。特にスピーキングに関しては暗記でどうにかなることではなく、日々の地道なトレーニングが必須です。覚えたフレーズが口から自然に出てくるのは、スポーツをするときに体が勝手に動くような感覚と似ています。もちろんスポーツを練習するときは体の動きなどを意識していくと思いますが、試合でそれを考えている余裕はないはずです。これと同じように、英語も実際の会話の場で考えている余裕はありません。英語にもスポーツで言う基礎トレーニングが必要であり、そのようなトレーニングは短期の詰め込みでは難しくなります。時にはまとまった時間を取って勉強してみることも良いですが、毎日少しでもいいので学習時間を取れるようにしていきましょう。

2.学習方法

学習方法に関しても、学生時代に行なった単語や文法のインプットやTOEIC対策が全てではありません。少し工夫を加えるだけでモチベーション維持できそうな楽しい方法に変えることができます。様々な学習法がありますが、人それぞれ合っているものや効果的な方法は違います。

 

・そもそも英語が好きか嫌いか

自分に合った学習方法を考えるときに、まず英語が好きか嫌いかを念頭に置いて考えることで合っていない方法を避けることができます。例えば学生時代にとても英語が苦手で、単語帳や文法書にアレルギーを感じる方は、簡単なフレーズのようなものを覚えてみることから始めることができます。テストがあるわけではないので、ひたすら覚えるよりも「自分が使えそうなもの」にフォーカスしていくことで主体的に今必要な英語を無駄なくインプットできるはずです。現在英語で表現できることとできないこと、表現したいことを明確にすることから始めるとよいでしょう。逆に英語が好きな人は日常生活の様々なことを英語に変えて、少し英語漬けの生活を送ることを意識するとよいでしょう。詳しくは過去記事「日常を英語環境に変えて学習を自動化」もご覧ください。

 

・レベルと目的に合った方法

英語を学び始めて間もない方は、まずは中学3年分の単語や文法から見直すとよいでしょう。初級レベルでは、学生時代のような単語の暗記や文法の参考書なども効果的です。中学英語マスターできていると今後のレベルアップに役立つので、少し辛くてもこのレベルの単語と文法の学習は必ずしておきましょう。中学・高校の単語や文法がある程度問題ないレベルであれば、目的に合った学習法を早めに取り入れるべきです。「目的に合った」と聞くと私たちはどうしても「ビジネスの単語」や「すぐに使えるテーマ」に飛びついてしまうのですが、教材に載っている単語の内容よりもそこから得られるスキルが大切です。例えば「意見を言う」「質問をする」「相槌をする」などは英会話のどのようなシーンにも必要であり、これが欠けていると円滑なコミュニケーションは難しくなります。英語を使って何を達成したいのか、という目標が明確になっていれば、どんな相手と何を話しても常に意識してトレーニングすることが可能です。自分が必要としている語彙にぴったりの教材を見つけることは実は難しいので、「意見の言い方・疑問文・相槌」などの基本スキルに自身の職場で使用する専門用語などを合わせていくイメージで学習を進めていくことが理想的です。

 

・4技能をバランスよく

英語力を効率的に伸ばしていくためには4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の全てをバランスよく伸ばしていく必要があります。この中でリーディングとリスニングに関しては受験勉強などで経験している方が多いですが、ライティングとスピーキングに関しては未経験の方が多い印象です。企業の選考や昇格に使用されているTOEICのテストなども、ほとんどの場合リーディングとリスニングのみが採用されています。

そうなるとスピーキングを始めるのに躊躇される方や恐怖を感じる方がいますが、会話力を上げたいのであればスピーキングの練習は必須です。会話力は話さずして伸びていきません。単語いくつ知っていても、口からスラスラ出てくるようになるためには会話のトレーニングが必要です。TOEIC 900点で全く会話の練習をしていない人と700点でもよく会話の機会がある人では後者の方が口頭でのコミュニケーションにおいて有利になることが多くあります。

逆にスピーキングで通じるのが楽しくなってきた方が受験勉強に近いようなリーディングなどを億劫に感じてしまうことがあります。スピーキングの練習は通じる喜びを得ると楽しくなりますが、リーディングから新しい単語などを常に学んでいなければ同じような表現しか使えない話し方になってしまいます。時には億劫に感じることをやってみることが上達の近道です。

ライティングではスピーキングにつながる表現力がトレーニングでき、発音を鍛えることでリスニング力が増します。視聴教材を使ってネイティブの発音を真似したり、日記をつけたりすることも学習に取り入れるとよいでしょう。4技能のうちどれかが苦手だったり億劫に感じたりする場合は、意識的にトレーニングに組み込んでみてください。

3.他者にも見てもらう

お勧めされた学習方法や効果的な方法を試していくことは重要ですが、英語力の上達はなかなか自分では見えてこないことが多いです。特に中級レベル以上になると自己評価と実際の英語力の間に大きく差が開くことがあります。その場合は今自分の上達にとって必要なことをピンポイントに学習していく必要があります。時には上達のための課題が英語力ではなく気持ちの問題であるケースもあるので注意が必要です。プロの講師などに時々チェックしてもらうと客観的に自分の英語力を見ることができ、方向性を合わせながら学習が継続できます。

 

・コーチング受講で悩みを解消

初心者で何をしたらよいかわからない方やネイティブ講師とレッスンをしている方で伸び悩んでいる方は、日本人の講師と相談ができるコーチングがお勧めです。ネイティブ講師のレッスンでも英語力は少しずつ伸びていきますが、自己学習やレッスンの予習・復習なしでは話すときの頭の焦りを消したり、自分が自信のないところをピンポイントに直したりしていくことは難しいです。英語コーチはレッスンの効率的な受け方や、レッスンの合間の効果的な自己学習に関してのアドバイスを提供することができます。さらに、前章で紹介した学習法の何をどれぐらいの時間やればいいのかということも個人差があるので、相談することで自分に一番効率的な方法を見つけることができます。

 

イングリッシュビレッジはネイティブ講師のスクールですが、レッスンを受講いただいている方向けにバイリンガルの講師に相談ができる機会を定期的に提供しております。

格安のネイティブ講師のレッスンを受講しながら、定期的にバイリンガル講師に上達や学習の方向性をチェックしてもらえるオプションがあるので、初めての方や他スクールで挫折してしまった経験のある方に大変お勧めです。在籍のバイリンガル講師は自身も苦労して英語習得しています。日本人が陥りがちな学習上の課題などを熟知しているので、一人ひとりに的確なアドバイスを提供することができます。どんな学習ステージの方でもぜひ一度お試しください。

執筆者:

吉田 翔平 ― バイリンガル英会話コーチ

英会話コーチング歴6年 アメリカ在住2年

日本の外国語大学にて英米語を専攻、卒業後渡米。アメリカ在住時は日常生活やボランティア活動などを通じて現地の人々の信条や文化を学び帰国。18歳まで全く英語が話せなかったが、ネイティブスピーカーに深く受け入れられる存在になれた学習経験を共有したく英会話コーチになる。現在は帰国後出会ったアメリカ人パートナーと日米の文化を毎日すり合わせながら生活中。

 

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