本日は、横浜校で2020年1月より週1回のペースでご受講いただいている大谷さんへインタビューさせていただきました。

レッスンで使用しているテキストも2冊目に入り、英語の夢をみるようになったという大谷さんに、英語の勉強の楽しさを熱く語っていただきました。

 

英語を始められたきっかけは何ですか?

学生時代、「英語」は嫌いな教科ではありませんでした。

ただ、進学校に進んだにも関わらず、やんちゃな学生時代を送っていた私は異国の文化や映画にも興味がありませんでした。そんな私は、祖父や従兄弟を含めた家族皆で初めて海外旅行に行った時、凄まじい衝撃を受ける事となります。

始まりは私の家族、叔父、叔母、そして従兄弟。総勢11人全員が初海外というある意味恐ろしい計画でした。

ハッキリ言って、私以外は英語力ゼロ。

しかし、行先はGuam。
日本人の多い観光地ですし、何とかなるであろうと高を括っておりました。いざとなったら紙に書けば良いだろうと。当時は私も現役の学生でしたので、今より文法や単語を覚えていたような気がします。

Guam到着。
入国審査の段階で、あちこちから私の名を呼ぶ身内の声が聞こえます。
「何か聞かれているけどわからない!何しに来てるか聞かれてるんだと思うんだけど・・・(用意しといてよ!それくらい!)」

父は私の目の前で審査を終えたのにも関わらず、ぼ~っと立ち尽くしていたので「Go away」と審査官に追っ払われていました。「お父さん、もう終わったから!どいてって(笑)」

この時「日本語が通じるって嘘じゃないの?!」と驚いた記憶があります。

タクシーに乗る時も、全ての運転手さんに日本語が通じるとは限りません。思った事をスラスラと口に出来ず、いつもメモに文章を書いて渡していました。あの時ほど、中高と英語を勉強しておいて良かったと思ったことはありません。

受験期は常に95点以上取っていた自分をあの時は褒めちぎりました。

しかし、その自信はすぐさま引きちぎられます。

 

皆で集合時刻を決め、各々でショッピングモール内を自由行動とした日のこと。

私は妹と二人でモール散策をしていたのですが、
「これの色違いで、サイズ小さいのがいいよね?」
「何て聞こう?」
当時中学生の妹と相談です。私はまた紙に書いて、店員さんへ渡す事にしました。

ところが!!!!
店員「あsgd;kがkgh;dヵhdhがhgdlは;」
・・・もう何を言っているのか聞き取れないので、買い物どころではありません。

この時、猛烈に「聞き取りたい!!!!!」と心から思いました。このモールの中ではこれが標準値で、これくらい聞き取れないと買い物もままならないのかと。

 

そんな私に更に追い打ちをかける出来事は続きます。モールからの帰り、流しのタクシーを待っていました。ところが、待てども待てども通らないのです。

総勢11名、汗だくで待ちます。スコールの後でうだるような暑さの中、どうしようと皆が困り始めた頃、通りすがりの地元の女性が話しかけてきて言いました。

あまり聞き取れませんでしたが、
「流しのタクシーは居ない。呼ばないと来ない。」そんな内容でした。

「Thank you」 とその人にお礼を言い、家族に事態を告げようとすると。
その人は
「公衆電話、あれわかる?見える?みんなでついてきて。電話して呼んであげるよ」
そんなようなことを言ってくれたのです。もう万々歳です。

家族全員が
「Thank you」を連呼。祖父まで可愛らしく「Thank you」と言っていました。

しかし私の胸中は複雑でした。
困り果てているとき、手を差し伸べてもらった相手にこれしか言えない・・・。

私はその「Thank you」しか口にできない自分に対して悔しさと、後悔の念で胸が痛くなりました。

今まで何をやっていたんだろうと。
「英語を何年勉強してきた?」
「英語のテストの為に何時間徹夜した?」

色々な思いが錯綜した感覚を、今でも思い出せるほどです。もっと聞きたくても耳が付いていかない。聞こえない。言いたいのに、勉強してきたことでは喋れない。

私は帰国後、「いつか英会話教室に通う」それを心に決めました。絶対に通うと。戻ってから、映画や海外の文化に興味もどんどんと湧くようになりました。

自分なりにできる事は無いかと、チャットや交流サイトなどで外国の方と話はしてきましたが効果は今一つでした。

そして社会人になったある時、英会話教室を探して資料を請求しましたが、一介の会社員にはとても手の届かない金額。夢は遠ざかったかのように思えて、資料は全部ゴミ箱行きに。

 

そうしているうち、仕事でチャンスを頂けた私はある外資系企業の担当責任者となります。

そこで今の主人と出会いました。彼は日・韓・英のトリリンガルで、韓国人です。

2人で沖縄旅行に行った際、スイス人の若いカップルが英語の通じないホテルスタッフに対応され、困っているのを彼が助けたのをきっかけに、旅を共にする機会がありました。

それは私にとって、わからない事だらけながらもとても実りのある経験で、刺激的で、外国人女子と女子トークという二度とない経験をさせてくれたうえ
「羨ましい。私も彼に頼らず何もかも自分でコミュニケーションを取れるようになりたい。今度こそちゃんと自分の言葉でお礼を言えるようになりたい。」
とより強く思うようになりました。

そして再度英会話教室を探し始めたのが、イングリッシュビレッジとの出会いです。

-一度は高くて英会話スクールをあきらめたとおっしゃっていましたが、何か勉強はされていましたか?

外国人とのチャット、交流サイトなどは利用していました。PCでタイピングするので少しはコミュニケーションがとれましたが、speakingは苦手で正しい文法も学べないと思っていました。

-ずっと英語は勉強したいと思っていらしたんですね。イングリッシュビレッジで早いもので1年経ちましたがいかがですか?

感覚が変わってきたように思います。教わるというよりも、感覚的に沁みついていく感じなのです。勿論、先生はきちんとロジックも教えてくれますし、納得いくまでわからないところはフォローしてくれます。

もし、わからないまま過ぎてしまっても反復して同じ表現や使い方は出てきます。そうする事で感覚的に、英語と触れているのかもしれません。

最初のころは、主人にわからないところや文法の質問等、レッスンの後に質問していましたが今は止めました。かえって、わかりにくくなるからです。(笑)

-感覚的になってきたところへ文法で教わっても、今はピンと来ないという所でしょうか。

今は、動画配信サイトで海外ドラマを片っ端から見るのが趣味ですが、聞き取れる言い回しがどんどん増えて、聞こえる度に嬉しくなる毎日を過ごしています。

私だけの、達成感です。

イングリッシュビレッジのレッスンのどのような所が好きですか?

授業内容をリクエスト出来るという事です。テキストがあるのでそれに沿って進めるも良し、持ち込みで進めるも良し。

私は先生に「毎回宿題を出してもらう」というお願いをしています。こんな風に自分でカスタマイズ出来るのも魅力的だと思います。

受付ではすれ違いざまに自分が習っていない先生とも気さくに雑談が出来ますし、わからない単語の話をしたりと、とてもアットホームな雰囲気なところも好きです。

-今後の目標はありますか?

英語は一生続けます。沖縄で知り合ったスイス人カップルとも今だにやりとりをしているので、「いつか再会できるといいなぁ」と思っています。助けてもらった時など、thank youだけでなく、自分の言葉で気持ちを伝えられるようになりたいです。またちょっとした皮肉を言われた時も、自分の言葉で返せるようになりたいです。

-最後に一言お願いします。

こんな楽しみを与えてくれたイングリッシュビレッジの先生とスタッフの皆さんに感謝しています。今や、毎週のレッスンが何よりの楽しみですから。

-イングリッシュビレッジの理念は「誰もが低価格で学べるよう純粋な教育事業であるべきだ」というモットーであり、一般的な英会話スクールの金額が高くて一度は英語をあきらめたという大谷さんに、イングリッシュビレッジをお選びいただき私も胸が熱くなりました。 これからも、毎週大谷さんに会えるのを楽しみにスクールでお待ちしております。