フランスと日本の英語教育の違い 【イングリッシュビレッジ 横浜校】
2019.07.22
皆さんこんにちは! イングリッシュビレッジ横浜校のSayaです😊
皆さんは学生時代の時、英語の授業はどんな感じでしたか?
どういう思い出がありますか?
知っている方も少なくはないと思いますが、
私は中学の途中までフランスに住んでいました(Mickey Mouseとご近所でした てへっ)!
幼稚園からずっと向こうの現地の学校に通い、平凡なフランス生活を送っていました。
日本に住むようになった時、驚くことが沢山ありました。
アジアとヨーロッパだと違いだらけですよね。
その内の一つは英語の授業でした。
ぜっっっっぜん面白くないやんけ(実は関西弁です)と心の底から思いました。
そこで皆さんに両国で受けた英語の授業の違いを説明していきたいと思います!
(あくまでも私の経験なので全国の学校を比べているわけではないです。)
JAPAN
中学1年生の途中から中学3年生までやっていたことは:
正しい文法
テキストに沿って、先生が日本語で黒板に向かい、英語の文法をひたすら説明していました。
ときたま先生がスペルミスしていこともあるけど、誰もそこにつっこまず、
淡々と授業を進めていました。
新しい単語は宿題として何回も書かされ、授業中に数回新しい単語を声にだし、
リピートを生徒全員でやっていました。
文法をみっちりやるのはあまり個人的には好きではないですが、
新しい言語を学ぶときはやはり一番良いやり方だと思います。
1年の間の短い期間だけ外国人の先生が来て、
日本のおすすめスポットや食べ物などを一人一人紹介したり、
簡単な会話をしたり(How are you?~ Where do you live? ~ など)、
一緒にテキストに載ってある一部の会話を読んだりしていました。
私の中学校は生徒の人数も多く(1クラス40名)、
1人が外国人の先生と話せる時間が1週間でたったの10分~15分くらいだったと思います。
今思うと、ネイティブを公立の学校に呼ぶって結構凄いな~と思います!もっと言うと贅沢!
ただ生徒の人数と外国の講師が比例していないので結局話せないのであれば勿体ない気もします。
残念な点はもう一つあり、それは私の英語の先生たちは日本語で授業を進めることが多かったです。
そこを全部英語でやるだけでも生徒皆の上達が早くなる気はするのは私だけですかね。
それ以外にやっていたことは、授業の最初に洋楽(主にthe Beatles)を聴いて先生が熱唱したり(笑)、
先生が黒板に書いたセンテンスを日本語に訳したり、文を英語に訳したりと、
受験に必要なところをメインでやっていました。
テストは中間・期末と小テストがありましたね。
テキスト丸暗記すれば簡単に点数が取れます。
ただ、答えは一つしか許されていないのだなと思った時がありました。
( )の中に当てはまる単語を入れ、文を完成させる問題があった時、
勉強を全くしなかった私は授業で学んでいない、知っている単語を書いたところ、
それは授業で出てきていないので×された記憶があります(笑)。
また、私は帰国後、シャーっと筆記体で書いていたので合っていても、
先生が読めなくて×されたこともありました。
FRANCE
中学1年生~中学2年生(4年半中学生していました)までにやっていたことは:
文を自分で作る練習
テキストはなく、プロジェクターで壁にイラストを映し
(イングリッシュビレッジのみなさんはLet’s talk about itで使用されているイラストをイメージして頂くとわかりやすい)、
イラストに何が起きているか手を挙げて発表していました。
例えば” He is drinking wine.”
“They don’t know how to go to the hospital.” など、
イラストに映っているものをどんどん言って、
授業最後の10分で良かった文や新しい単語を使った文を先生が黒板に書き、
それをノートに写していました。
私が通っていた中学校の成績表はOralとテストが分かれていたので
授業で発言しない生徒はテストでどんなに良い点数を獲得しても、
最終結果が悪かったです。
フランスは基本的に20点満点なので
例えば:Oral 3/20 テスト: 19/20 でも
最終英語評価は11/20で微妙な結果で終わります。
これによって、正しくなくても、みんな必死に手を挙げて思っていることを言っていました。
とにかく授業に参加することが高く評価されていたのを感じました。
筆記のテストは基本的に日本のようにいつとは決まっていなく、
当日教室に入ったら、先生がいきなり「今日はテストだ!」と言い、
ディクテーションをやったり、前回レッスンで書いた文を書かせられたりと
先生の気分によっていろいろありました。
授業はなるべく英語で進み、本当に誰もわからなければ、先生がフランス語で説明をしてくれました。
日本人と比べるとフランス人の方が英語学ぶ上で有利だと思います。
理由としては文法が似ているところ、
ヨーロッパに住んでいるだけで色んな言語が飛び交うので脳が新たな言語を学ぶときに拒否反応しないところ(これは私説ですw)、
または言語のルーツがラテン語なので難しい単語になればなるほどスペルが似てくるので発音が異なっていても何となく理解ができちゃいます。
しかし、これは今だけの話かもしれないです。
日本は今後もっともっと英語教育に力を入れていくと思うので、
今現在中学生の子たち、今後中学に上がる子たちは
私たちよりもっとレベルの高い授業を受けていくかもしれないです。
若いときから語学の勉強を始めるのは脳に凄く良いと(語彙力が乏しくてすみません)
科学者たちも口を揃えて述べているので今後の日本に期待ですね!