発音と抑揚《これを気をつければ話し方が変わる!》
2021.05.16
Hi,イングリッシュビレッジ横浜校のAtsukoです。
日本人は発音が良くないから通じないと思っている方が多いのですが、実は発音pronunciationではなく抑揚intonationや明瞭さenunciationに原因がある可能性もあるようです。実際、一つ一つの音の発音はアメリカ式・イギリス式・カナダ式・オーストラリア式があり、ネイティブスピーカーと言われる人も国や地域によって違いはかなりあります。
それでは抑揚とは一体何なのでしょう?
intonationまたはemphasis(強調)が日本人の話し方には足りないんですね。
Last night, I was eating the cake that you gave me the other day.
昨日の夜にしていた事を伝えたいなら「last night」に
ケーキを食べていた事を伝えたいなら「eating」
食べていたケーキを伝えたいなら「the cake」
あなたにもらった事を伝えたいなら「you gave」にアクセントを置きます。
ちょっと上記に意識を置いて読んでみて下さい。同じ言葉でも相手の受け取り方が変わります。
I passed EIKEN because of you.
試験に合格した事を伝えたいなら「passed」
英検を受けた事を伝えたいなら「EIKEN」
あなたのおかげでと伝えたいなら「you」
『あなたのおかげで英検に合格したよ』と伝えたい時は“because of you”の部分を強調したりゆっくり話したり、“because of”のあとに一息いれて“you!”を強めに言ってみてもいいと思います。
レッスン時のフリートークや意見を言うような時も、emphasisに気をつけて話してみましょうね。
相手に伝わらない原因の一つとして、日本語の平坦さもあると思います。TOIEC800~900をお持ちで文法の知識や単語力のある方でもspeakingが苦手という方は沢山います。頭に既に話したい事が浮かんでいるので、次々と言葉はでるのですが、息つぎも忘れて話しているようなメリハリのない話し方ではもったいないと思うのです。
一つ一つの発音ではなく、抑揚をもって話すことにより、落ち着いて話すこともできますしより相手に伝わる英語となります。
こちらの文を読んでみて下さい。
①I was planning to go shopping to get a new bag by myself, but my friend asked me to go to a movie theater, so I didn’t get a bag.
次に、以下の文ですが大きな文字のところを強調して読んでみて下さい。
②I was planning to go shopping to get a new bag by myself, but my friend asked me to go to a movie theater, so I didn’t get a bag.
ご自身の話し方に変化はありましたか?
この太字だけ聞いても意味はなんとなくわかりますね。なので発音が悪くて英語が通じないと思っている方、文法に不安がある方も少し抑揚・明瞭に気をつけて話すだけでもグッと相手に伝わりやすくなると思います。更にボディランゲージなども加えるとより効果的です。
これからのレッスンでは是非intonation・enunciationに気をつけて話すように意識してみましょうね。
Let’s study English together.
Atsuko