『本当に質問はないですか？』【イングリッシュビレッジ】

2021.10.07

みなさん、お元気ですか？？

ご無沙汰しております。カウンセリングを担当させていただいておりますReikoです！

さて、今だかつて経験したことのない大きな変革の時代の真っただ中に直面している我々です。以前のように自由に海外へ行くことがままならなくなった今、気持ちが塞ぎこみがちになってしまうと言ったようなお声を生徒様より度々耳にします。何をかくそうまぎれもなく私もその一人です・・・Ｍy feet are itchy👣

しかし塞ぎこんでいても仕方ありません。今こそ、この貴重な時間を英語力の習得へ余すことなく費やし、次への船出に備えましょう！

コロナの影響で昨年から主にオンラインでのカウンセリングの担当をさせていただいている私ですが、来る日も来る日も英会話の習得に熱い情熱を燃やす向上心の高い素敵な皆さんとお会いしています。たくさんの刺激やエネルギーをいただくのですが、一つだけどうしても拭い切れないもどかしさを感じ続けていることがあります。それは・・・

担当講師は無料体験レッスンの締めの質問として“Do you have any questions?”と一言必ず聞きます。

私は毎回『受講者のみなさまからどんな五感をすぐるような、ウィットにとんだ質問がとび交うか』とワクワクしてしているのですが、残念ながら実際に質問を投げかける方はほとんどいらっしゃらず・・・受講生の大多数の方は“No questions “と言って終わられ、講師は寂しげに画面からログアウトしていく光景をもう何百回と目の当たりにしてきております（苦笑）

最初の頃は内心『え、質問ないの！』と信じがたい思いでいましたが、今ではこの現象に慣れてしまいました。が、なんとなく私の中でフツフツした気持ちが拭えず、ある日同僚の外国人講師に『どうして日本人の方は質問をしないんだろう～』と尋ねてみたとこ以下の2点の返答が返ってきました。

講師達の見解は概ね同じでして・・・
1, Scared…they think it’s a test.
2, In your culture it’s not good to ask questions.

さてこの見解、皆さんはどう解釈されますか？

まさしく適格な回答だとは思いますがその2点に加えて私なりに感じることは、悲しいかな日本人特有の”luck of curiosity” （好奇心の欠如）では？と思えてなりません。

皆さん、旅先などで見ず知らずの人から話しかけられて日本について質問されたりした経験はありませんか？
“small chat”が日常に根付いている欧米では電車やバスで乗り合わせても見知らぬ者同士が気軽に話す光景によく出くわしますが、老いも若きも好奇心の塊のように目をキラキラさせて話しこんでいます。

「見ず知らずの人と会話の花を咲かす」

なかなか日本社会には根付くことが難しい文化の一つです。しかし根底にある問題はそこだけではなく、良いにつけ悪いにつけ我々日本人は学校に入学し社会に出てからというものの生涯たくさんのルールの元で人生を歩まなくてはならず、自由に想像したり発言をする力が育ちがたい環境にあることだと思えてなりません。

何より語学の上達の鍵となってくるのは好奇心。これこそが語学力を向上させていく全ての源です。

『相手を知りたい、伝えたい！』まずはこの思いこそが語学を学ぶ原点なのです。

さあ今日から好奇心をもって、発想をどんどん膨らませて積極的に質問をしてみましょう！たとえ間違っていてもStupidな質問でも講師は全く気にしません！

例えば・・・。
日本滞在長そうなベテランの講師には”Do you like Natto?”
何だっていいのです。where,why,who,when..まずはここから想像を膨らませて！

何か質問は思いつきましたか？？？
イマジネーションと好奇心をひっさげて英会話習得への船出に出発です！