オランダ留学者の語るヨーロッパの魅力Part5【イングリッシュビレッジ】

2023.12.03

HoiHoi, Kohsukeです。

このシリーズは、オランダ留学者(1年間,オランダ語で注文できますレベル)である自分が、オランダの魅力、さらにはヨーロッパの魅力をお伝えしていきます。今回は前回お伝えしたMaarstricht(マーストリヒト)の続編でございます。

「マーストリヒト観光地　市の城壁と地獄門」

マーストリヒトには、町の南を流れるイエーカー川を沿って築かれた城壁が残っています。その城壁東端に、地獄門と名づけられた門があります。この物騒な名前の門は、1229年に建造され、ペスト（感染症）流行の際、この門をくぐってペスト患者が城外の隔離施設に送られました。患者は誰一人として二度と生きて戻ってこられなかったので、【地獄への門】ということでこう呼ばれています。
しかしこの辺り、今ではとても美しい緑地公園となっており多くの市民が安らぎの時を過ごしています。

地獄門(Helpoort)

「マーストリヒト観光地　聖ピーターの砦」

この砦は、マーストリヒトの最南端の丘に、18世紀の初頭、フランスからの攻撃に耐えるべく、わずか一年で建てられました。こちらは外観を見るだけであれば無料ですが、内部の観光にはガイドツアーに参加しなければなりません。内部はいくつもの階層になっており、とても複雑なつくりになっています。
マーストリヒトで最も高い場所に位置しているので、砦頂上からはマーストリヒトの街を一望できます。

聖ピーターの砦(Ford St.Pieter)

「マーストリヒト観光地 3ヵ国国境地点」

最後に、海抜322.5mのオランダ最高峰、「3ヵ国の点」を意味するドリーランデンプント(Drielandenpunt)をご紹介します。この場所はマーストリヒトから南東のファールス(Vaals)という町から更に南の丘の頂上に位置するオランダ、ベルギー、ドイツの国境地点です。

国境地点
NLはNederland(オランダ)、BはBelgië(ベルギー)、裏側にDでDuitsland(ドイツ)
頂上には高さ50mほどの柱があり、そこからベルギー側には展望台があります。この展望台エレベーターを使って頂上にあがることができますが、筆者は過去4回の内、一度だけエレベーターが故障していて螺旋階段で上に登ったことがあります。