外国語を学ぶ【イングリッシュビレッジ】
2021.10.12
Hi,イングリッシュビレッジ横浜校のAtsukoです。
外国人講師と一緒に仕事をしているので、時々日本語について質問されることがあります。
12月に日本語検定を受けるColleenからの最近の質問は『うちの前を高速道路が走っています』についてでした。
『なんでこれは”うちの前に”ではないの???』と聞かれたのです。
私のイメージでは『うちの前に』の場合、本当に玄関の前ぐらいのイメージで『うちの前を』だともう少し広いエリアをイメージしました。Colleenがこの違いを理解したいというので、色々調べた結果、“『場所』+を”のあとは動く動詞がくるとのことでした。
例文としては
・一番線を電車が通過する
・一番線に電車が到着する
この説明でようやくColleenは「OK. I got it」と理解できたようです。
また、別の講師からは
「お願いします」と「〇〇してください」が相変わらず混ざってしまうということを聞きました。
先日、平仮名も読めない日本語超初心者に説明をする機会がありました。初心者用のテキストに沿っての自己紹介のパートでした。
・私の名前は〇〇です。
・アメリカからきました。
・仕事は〇〇です。
・どうぞよろしく。
このシンプルな文章ですが、頭の中で文の構成を理解しようとした時に主語がないことが不思議な感覚だそうです。
英語では
・I am 〇〇.
・I am from 〇〇.
・I work for 〇〇.
と、全て”I”から始まります。
日本語では主語は最初だけで、会話が始まると主語を言わない状況がほとんどです。
A:はじめましてAです。
B:はじめましてBです。Aさんお国は?
A:アメリカです。
B:お仕事は?
A:英語教師です。
このように主語のない会話が続きます。
改めて、言葉は言語によって、単語だけでなく文の構成、更に会話自体(内容・中身)も全く違うということに気付かされますね。それだけ難しい、対局にあるということです。
イングリッシュビレッジの講師達は日本在住歴が長いため、これらのことを充分理解してくれています。日本人にとって英語が難しいこと、更に日本語も英語圏の講師達からするともっと難しいこと。
なので間違えを恐れず恥じず、どんどんアウトプットして間違えから一つずつ学んでいきましょうね。
最後に・・・
こちらも講師から聞いた面白い話。
『3月1日は日曜日、祝日、晴れの日でした』
日本人なら読めますよね?『これは沢山の”日“という字が使われているけど、色々な読み方をするから外国人にとっては難しい文なんだよ』とのことでした😊
Have a nice day.
Atsuko