《Yes》or《No》伝えるタイミング《海外の結婚式・準備編》【イングリッシュビレッジ】
2025.06.01
Hi! How are you doing?
イングリッシュビレッジ(以下EV)のRienaです。みなさまGWいかがでしたか?GW期間中もたくさんの受講生のみなさまにスクールでお会いできて、とても嬉しかったです!
貴重な祝日にスクールにお越し頂き、いつもありがとうございます。
今回も、ひきつづき海外結婚式で経験したことについて書かせていただきます。
EVのスクールには、外国籍のパートナーがいる受講生のかたもよくいらっしゃいます。
もちろん、遠距離or近距離・結婚するorしない等、状況はそれぞれだと思いますが、このブログがなにかのお役に立てたら幸いです。
前回のブログはこちら→《イタリア結婚式》
今回の準備編は、結婚式の衣装とメイクアップについてです。
とはいっても、我々の場合は、現地に住んでいる家族がありがたいことに8か月前(!)から式を挙げる教会やパーティ準備、ドレス、メイクアップアーティストとコンタクトをとってくれていました。
一般的に、日本で結婚式を行う場合4~6ヶ月前くらいから準備を始め、ドレスもレンタルが多いイメージですが、
ヨーロッパでは一度きりのウェディングドレスは購入する人が多いようです。
わたしも、ちょうど現地にドレスをもっている姉妹がいたのでサイズを直してもらって借りることにしました。
結婚式の準備は、新郎新婦おたがいにひみつに進めていく習慣があり、準備は義母と2人で出かけることがほとんどでした。
そして、ドレスもメイクも【式当日まで彼にはヒミツね!】ばかりだったので、自分で解決しなくては!とすこしドキドキでした。
イタリアに到着したばかりの初日に、サイズを直してもらったドレスを着てみたら、本当にピッタリ!で職人技にとても感動したのですが・・
これは10日後に控えている結婚式まで1mmも太れない・・!!と怯え、
《とっても素敵!!ピッタリにつくってくれてありがとう。でも太れない・・》と伝えたことを覚えています。
3週間という短い滞在のなかで、いかに美味しいものを食べつくそうかと考えていたので太れないということはかなり衝撃的でした。
それでも、毎日のジェラートだけは!と、2月の寒い時期でしたが、毎日ジェラートを食べました!
つぎに向かったヘアメイクでは、アーティストの自宅でリハーサルメイクとして半顔だけメイク。
《日本人にメイクするのは初めて!!》とすごく楽しみにしてくれていました。
《こんな感じでしょ?これとか!》と、興奮気味に見せてくれたインスタのアジアンメイクがとてもキラキラしたボリューミーなヌーディメイクで、【これは・・】とは思ったものの、人生で1回くらいは華美なメイクも体験できてラッキーと思い、お願いすることに。
メイク中も、《ビックリさせるから鏡はぜったい見ないでね!》と言われ、義理の母に《見てーー!!この目の形!最っ高!真っ白なキャンバスをどんどんきキレイにしていくね》と、とっても楽しんで1時間ちかく半分の顔をメイクアップしてくれました。
《完璧!ほんと、わたしプロだわ・・》と完成したメイクを鏡で見た時、【やっぱり・・!】と思った通りのアジアンメイクができあがっており、自分のイメージとはかけ離れていたので、《華やか!でも目元の色が強すぎるから、もっとマイルドにしてほしい。》と伝えました。
それでも、《わたしはこっちのほうが好き!これは本当にパーフェクト。》と、彼女だけではなく義理の母まで・・!!
わたしも、特別な一日のためのメイクアップだから・・と一旦持ち帰りましたが、《だからこそ、自分が納得したメイクでのぞみたい》と思い、自分のパーツに似た顔のメイクアップ画像を探して彼女に送り、無事、式当日は自分のすきなメイクにしてもらうことができました・・!
この経験から、最初に自分のイメージするメイクアップ画像を何枚か用意しておけばもっとスムーズだったなあと学びました。
特に、日本人にメイクをするのが初めての人は、メイクの傾向や《アジアンメイクはこういうもの》という固定概念がある人も多く、身につけているメイクアップスキルも異なると言っていました。
たとえば、【小さな目にアイラインをひくのはとっても難しい】とか、自分では毎日ふつーにやることでも、西洋の人から見たら《神業!》レベルのものはあるんだなあということに初めて気づきました。
準備を通して感じたことは3つあります。
まずは、イタリア南部という土地柄もあると思うのですが、親戚や近所付き合いで解決できることがたくさん!ありました。
ドレスも、サイズ直しも身内から借りたり、近所の人に直してもらったり・・
周りの人たちのたくさんの好意があって当日に迎えるからこそ、パーティではみんなに楽しんでもらいたい気持ちが溢れるんだろうなあと実感しました。
ふたつ目は、伝えたい一番大切なポイントは最初に言ったほうがいい!ということを痛感しました。
特にプロとして仕事をしている人は、マイルドな伝え方をしても相手に響かないケースもあります。
《これすき!でも◯◯だともっといい。》と伝えた時、相手のペースに飲まれるシーンが多々ありました。
たとえば先述のメイクアップのとき、相手を傷つけないようにと思い、《華やかでいいんだけど・・もっとナチュラルなものがいい》と5回は伝えましたが
《そうよ!これはただのパーティじゃなくてあなたの結婚式だからこそ!人生で一回きりの華やかさが必要よ》と何度も返されました。
【アイシャドウはこのカラーをこの幅で!これも華やかで悪くないんだけど】くらいの方が相手にスッと伝わる。
仕事や打合せなどでも、大切な《Yes》or《No》を相手に伝えるタイミングは、なるべく会話のはじめに!ということを学びました。
そして最後は、やはり伝えたいことは具体的に!ということ。
《もっとナチュラルなメイク》と言っても個人差はありますし、顔のつくりもアジアとヨーロッパの人では全く違います。
アイホールがくぼんでしっかりある人と、フラットな目元のひとでは、アイシャドウの塗り方も変わってきますよね。
自分の語学力をスキルアップさせるために【言葉だけで乗り切る!】ということを意識していましたが、自分の意志と相手の意志をすり合わせていきたいときには、ぜひ!相手の視覚をフル活用させてほしいと思いました。
そのためにも、写真や素材があればなるべく見せながら《こういう風にしてほしい》とか、《こんなものを探してる》とか、目で見て相手を納得させることはとても大切だということを学びました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました~!!
またスクールでもお会いできるのを楽しみにしております。
Have a great week~~!