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拳銃に対する日米の文化の違いを大きく感じた25年前の留学生射殺事件

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英会話スクール、銃のない世界を

 

頻発する拳銃事件

このところテレビをつけると相次ぐ銃の乱射事件の報道がなされていますね。正直『まさか日本で!?』と耳を疑いながらも『また!?』となんだか少しずつ、それが珍しくないことのように感じてくる自分に怖くなったりもします。
そんな中、ふとある事件を思い出しました。1992年、アメリカ留学中の日本人高校生が現地で銃殺された事件です。スタッフは当時子供だったので、後になってから知りましたが、当時日本ではかなり話題になったようで、メディアでもたくさん取り上げられたそうです。

 

日本人留学生射殺事件

どんな事件だったのかと言うと、1992年10月17日、アメリカ留学中のA君は、友人と一緒に仮装してちょっと早めのハロウィンパーティーに向かいました。パーティー会場のお家を見つけ(実はこれが違う家だった)、ベルを鳴らしましたが誰も出なかったので、戻ろうとしたところに、その家の主人が出てきてA君に銃を向け、『Freeze!!!!』と言い放ちました。この家の主人はA君たちを『怪しい奴ら』と認識したのです。ここでA君は、誤解されたことに気づき、怪しい人間ではない事を証明しようと『パーティーに来た』と言い、家の主人に近づいていきました。しかし、家の主人は『Freeze!!!!!』という警告を無視して近づいてきたA君に向かって発砲、射殺したのです。その後、アメリカでの刑事裁判は陪審員全員一致での無罪判決、後の民事では有罪判決が下されたのです。

 

事件の背景にある文化の違い

なぜ、こんな凄惨な事件が起こってしまったのでしょうか。要点は2つあります。

一つは日本人であるA君が『Freeze!!!』を『Please!』と聞き間違えてしまったのではないかということ。ネイティブに言わせると<全然違う>と思いますが、日本人からすると『イーズ』が同じなので聞き間違えることは十分あり得ると思います。夜で銃が良く見えなかったとしたら、耳に頼らざるを得なかったでしょうし。

そして、もう一つは銃を向けられた時にどうすべきかを知らなかったのでは?という事です。25年以上経った今を生きる私たちですらどうすべきなのか分からないのですから、高校生のA君が知らなかったとしても不思議ではないでしょう。しかもアメリカ人にとっては護身用に銃を持つことはなんら珍しいことではありませんので、身の危険を感じたら撃つこともあり得ます。そういった文化を知らなかったとも思われます。

 

日本でも銃犯罪が増える可能性

この事件を紹介することで、皆様にお伝えしたいのは、『Freeze』と『Please』を聞き間違えないようにという事ではなく、『銃』は我々が思っている以上にアメリカでは身近な存在であり、アメリカに滞在するなら銃を突き付けられた場合にどう対処すべきなのかを知っていなければならないという事、そしてこれからは日本でも銃による事件が増える可能性があるという事です。日本でアメリカのように銃が合法化されることはないと思いますが、いざというとき、どう対処すべきなのか少しは学んでおく必要が出てきているのかもしれません。

 

近隣住民や警官、強盗などに銃を向けられた場合は、手を相手の見える部分に出し、静かに従うのが良いとされます。誤解を解くのはそれから、お金だけならプレゼントと思って差し出しときましょう。アメリカ人は『変な奴』と感じたら容赦なく発砲してきます。例の裁判の結果を見ても正当防衛で無罪ですよね。もし銃乱射事件に遭遇してしまったら…と思うと怖いですが訓練をして、来るかもしれないその日に備えましょう。

 

 

最後に…

英会話と関係ないですが、ふと気になったので書いてみました。銃規制を求めるデモが大規模に行われてはいますが、日本人とアメリカ人の銃に対する考え方や関わり方の違いは今もそれほど大きくは変わってはいません。私は個人的に銃が無い世界になればいいなと思いますが、現実にはさまざまな犯罪がはびこるアメリカ社会において規制がかかる日は遠そうに思えます。

 

see you later!

1992年の事件について気になった方は『日本人留学生射殺事件』と検索する詳細がといろいろと出てきます。

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