英会話無料体験レッスン無料体験レッスン 英会話無料体験レッスン無料体験レッスン

What’s Up LA Vol.13 RIP Kobe Bryant

ブログ

皆様こんにちは!早いものでもう2月ですね。

日本では、まだまだ寒い日も続いている事だと思いますが、楽しくレッスンを受けていらっしゃいますでしょうか。

今回のWhat’s Up LAでは、先日1月26日にLA近郊でのヘリコプター事故にて非業の死を遂げた、元NBA Los Angeles Lakersのスーパースター選手Kobe Bryantに関してお送りしたいと思います。

1996年に17歳にてNBA入りをしてから2016年に現役引退するまでの20年間を、名門チームのLos Angeles Lakers一筋で活躍したKobeは、NBA優勝5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、18年連続オールスターゲーム選出、オールスターMVP4回、バスケットボールのアメリカ代表として臨んだ2008年北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックで共に金メダル、と数々の偉業を成し遂げたバスケットボール界、スポーツ界のレジェンドでありました。

現役時代に極めて高い確実性のプレーにより、狙った獲物を高い確率で仕留める事で知られる猛毒ヘビの「Black Mamba」という愛称で知られ、引退後もマンバメンタリティーを注入し、スポーツによる人間形成を図った複合トレーニング施設である「Mamba Sports Academy」を立ち上げたり、自身の半生をバスケットボールに対する愛情と共に綴ったアニメーション作品「Dear Basketball」を制作し、2018年のアカデミー賞において短編アニメ賞に輝くなど、実業家や芸術の面でも才能を開花させて、第二の人生を送っていました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、First Nameの「Kobe」は、Kobeのお父様(元NBA選手、WNBAや日本プロバスケットボールリーグで監督としても活躍)が、アメリカでお気に入りのレストラン「Kobe Steak House」に行った際に、店主に名前の由来を聞いて気に入って息子に名付けた、というエピソードがあります。
Kobe本人もLos Angeles Lakersに入団後の1998年に初来日した際、自身の名前の由来になった神戸を訪れています。当時の神戸は、1995年に起きた阪神・淡路大震災の復興の真っ只中にありました。今だ私達の脳裏に焼き付いている出来事ではありますが、Kobeは神戸に訪れる前に東京で開催されたアディダスABCバスケットボールキャンプで募った募金を、市民福祉に役立ててもらうよう神戸市に寄付をして下さいました。また、2001年に神戸市より神戸大使を委託され、2011年までの10年間、震災後の神戸を励まし、神戸の街を世界にアピールして下さいました。

このように日本とも縁があり、名実共に世界で活躍するスーパースターでありましたが、本当に人生は儚いもので、1月26日の午前10時前にLA近郊のCalabasasの丘にKobe含め9名が乗っていたヘリコプターが墜落し、全員が帰らぬ人となりました。Kobe以外には、Kobeの娘で次女のGianna、オレンジ・コースト・カレッジ野球チームのJohn Altobelli、Johnの妻Keri、Johnの娘Alyssa、マンバ・スポーツ・アカデミーのバスケットボールのアシスタントコーチを務めていたChristina Mauser、GiannaとAlyssaと同じバスケットボールチームのPayton Chester、Paytonの母Sarah、ヘリコプターを操縦していたAra Zobayanが同乗していました。
この日Kobe一行は、マンバ・スポーツ・アカデミーで行われる予定だったGianna、Alyssa、Paytonのバスケットボールの試合に向かっている途中でありました。

KobeはLAより南に位置するOrange Countyに住んでおり、現役時代よりLAの渋滞を避けて、時間節約と利便性のため、ヘリコプター移動をしていました。また、朝の娘達の学校への送り迎えを終えて、Los Angeles Lakersの本拠地であるStaples Centerにヘリコプターで移動、練習を終えたらヘリコプターで家まで帰り、再度娘達の送迎、といった形で、家族との時間を大切にしたい、というKobeの願いも反映されていたようです。

Kobeの死は、Los Angeles、アメリカ、世界中に大きな悲しみと衝撃をもたらしました。
特に20年間Los Angeles Lakersに所属し、数々の感動と功績をLos Angelesから発信して下さった事は、Los Angelesの住民にとって最も誇らしい事でありました。Los Angelesは、偉大なスーパースターの死を受けて、深い悲しみに包まれました。

LA市庁舎やロサンゼルス国際空港、NYにあるエンパイア・ステート・ビルディング等、全米各地のランドマークでは、Lakersのチームカラーである黄色と紫のライトアップを実施し、LA市内を走るバスも、バス前方の行き先を示すボードに「RIP KOBE」のメッセージを掲げ、Kobeへの哀悼の意を表していました。
また、Kobeが亡くなってから2月2日迄の1週間、Kobeのメモリアル会場として、Staples Center前には、KobeやLakersファン等多くの人々が駆けつけて、Kobeの死に祈りを捧げていました。

私もKobeへ「ありがとう」の意を込めて、2月1日にStaples Centerを訪れてみました。

会場では、Kobeの現役時代の背番号「8」「24」のユニフォームを着ているファンが多くみられました。中央には、Kobeへの追悼メッセージが書ける巨大ボードが何枚も設置されており、訪れたファン達がKobeに対する思い思いのメッセージを書く姿を見る事が出来ました。周りには、花束やKobeのユニフォーム、バスケットボールやKobeとGiannaの写真など、沢山の供え物で溢れていました。
巨大スクリーンに映し出されたKobeとGiannaの姿は、今にも私達に何かを語りかけてくれるようでした。

第二の人生を始めたばかりで、やり残した事も沢山あっただろうと思いますし、道半ばで天国へ旅立ってしまった事は本当に悔やまれてなりませんが、彼がこれまで残してくれたものを胸に刻み、「Mamba Mentality」を継承していきたいと思います。改めて、Kobeを含めた9名の亡くなった方々へ祈りを捧げます。どうぞ安らかにお眠り下さい。

Rest In Peace
Kobe Bryant、Gianna Bryant
John Altobelli、Keri Altobelli、Alyssa Altobelli
Christina Mauser
Payton Chester、Sarah Chester
Ara Zobayan

それでは皆様、次回のWhat’s Up LAでお会い致しましょう!

Satomi Yoshida Caprio

先生との20分間のインタビュー形式のレッスンでは、先生が生徒様のレベルに応じて質問やスピードを変えてくれるので初心者から上級者まで幅広く対応いたします。
イングリッシュビレッジならではのカフェ英会話のようなアットホームでリラックスした雰囲気の無料体験レッスンに一度いらしてみませんか?

無料体験レッスン随時受付中!