Yeah って言える? ~殻を破って伸び伸びと英会話を~
2024.11.29
はじめに
知識はあるはずなのに、
- 言いたいことはあるのに話せない
- どうしてもレッスン外での発話が恥ずかしい
- 自分は英語に向いていないと思っている
そんな方に向けて、今回は殻を破るということをテーマにお話しします。
目次:
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欧米人はみんなパリピ?
私たちが英語を話す時に躊躇してしまう原因の一つは、私たちに植え付けられた英語話者のイメージです。特にハリウッド映画やテレビシリーズに出てくる外国人はとにかくテンションが高い!特に日本語吹替版で視聴すると、普通の日本語よりオーバーに吹き替えられていることが多いのでなおさらです。
陽キャと陰キャという言い方がありますが、多くの人が英語はどちらかというと陽キャのものと感じています。
「私は英語のキャラじゃない」と思って英会話を躊躇してしまう時がある皆さん、それはもったいないです。ネイティブスピーカーにも落ち着いて英語を話す人はたくさんいます。
確かに英語は抑揚の多い言語ということは事実です。そのイントネーションの真似をする勇気さえあれば、性格はそのままであなたに合った英語の話し方を見つけることは可能です。
あなたの性格と英語
突然ですが、あなたは親しい友人とばったり会った時、日本語でどんな反応をするでしょうか?「おう!」「あら!」「えー?」などいろいろあると思います。でもどれか自分の性格や話し方に一番マッチした言い方をするはずです。
英語でも全く同じことで、ネイティブも「How are you?」「What’s up?」などある中から自分の性格に一致した表現を選んで使っています。
母国語であれば育つ過程で周りの人から影響を受けながら人格を形成しつつ使う言葉も選んでいけるのですが、大人になってから英語を学び始めると赤ちゃんのように学ぶわけにはいきません。よって、自分の性格に近い英語表現を見つけていくことが必要になります。そうすることで、背伸びしすぎない自分らしい表現で自然に話すことができるようになるのです。(私はWhat’s upが性に合わず、どんな時も断然How are you 派です。)
映画などのエンタメが好きな方は、自分とテンションが似ているキャラクターやセレブを見つけて、その人の口真似をしていくことで「自分なりに自然」な英語を身に付けることができます。自分と似たタイプの人の口真似を続けていくと、別のタイプの人の英語を聞いた時に全く違った表現を使っていることに気づくようにもなります。それが性格による英語表現の違いに対する気づきです。ぜひ「英語学習」だけではなく、「性格」という視点からもネイティブのロールモデルを見つけてみてください!
Yeah が言える人になろう
とはいってもやっぱり英語を英語らしく発話するのは恥ずかしいという方に一つだけ頑張っていただきたいことがあります。
それはYeah を使いこなせるようになることです。
Yeah! (うん!) Yeah? (そう?) Yeah… (そうだね・・・) など様々なシーンで老若男女問わず使われるYeah ですが、カタカナ化されると「イェー」になることが多いので海外かぶれのように感じて使うのに躊躇してしまう気持ちも理解できます。
(ちなみに普段使うyeahは「イヤァ」といった音です。「イエー」もしくは「イェア」は興奮した時になりがちですね。)
しかしこの単語は本当に大半のネイティブスピーカーが毎日使う単語なので、英語での意思疎通において切っても切れない存在です。ですので英語を英語らしく話すための第一歩としては最適と言えます。もし答える時に「Yes! 」しか言わない方は、ぜひ一度Yeahに変えてみましょう。伝わることは同じなのですが、よりネイティブ寄りの表現に変えることで大胆に英語を話す方にマインドを向けることができます。
海外での生活経験がある方であればYeah の使いどころは日常の中で身に付くのですが、国内で学ぶ方はぜひ本場の英語を日頃から聞くように心がけてください。特に今後はYeah がどういったニュアンスで使われているのかを注意しながら聞いていただくとすぐに応用できるはずです。Yeah だけでなくその他のリアクション単語 Wow, Really, Right なども殻を破るのに使えます。ぜひあなたの鉄板単語を見つけてみましょう。
英語という言語を「日本語風」に話すということは難しいことです。英語には英語独特のリズムや話し方のトーンが存在します。例えそのトーンがあなたの性格と合っているように感じなかったとしても、それは性格ではなく英語という言語特有の音階があるということであり、その点で少しの殻さえ破れればあなたらしく伝わりやすい英語を話すことはできます。その殻破りの第一歩としてYeahの使いどころをマスターしていただきたいです。
終わりに
今回は性格に合った英語を見つける方法と、発話の殻を破る方法についてお伝えしました。単語や文法の学習以外の要素が劇的に英語力を上げていくこともあります。伸び悩んでいる場合などは、勉強としての英語だけでなくマインドセットにも注意してみましょう。
Shohei