2020.05.09

☆ニュースから覚える英語☆【池袋校】

皆さん、こんにちは。イングリッシュビレッジ池袋校のYukoです。

不要不急の外出自粛中の今ですが、皆さん、どうお過ごしですか?
イングリッシュビレッジも教室でのレッスンに代わって、4月8日よりオンラインレッスンを開始しました。最初は、慣れないオンラインでのレッスンを不安に思われていた生徒さんもおられたと思いますが、今は徐々に慣れてきていただき、スクールでのレッスンとはまた違った雰囲気を楽しんでいただいたり、オンラインレッスンを試してみたいという方も増えてきています。

レッスン内では一部のテキストも使えるようになっていますし、ホワイトボードの機能なども
使って先生が説明してくれたりもするので、通常のレッスンのように勉強していただけます。もしまだ受けてみたことが無く、受けてみたいけどどうやって受けたらいいかわからない、という生徒さんがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね😀!

さて、在宅勤務の方も多い中、テレビをつければ話題は常にコロナウイルス、まわりの人との話題でもその話題は避けて通れないような状態になっていますが…😖

それならば!いっその事、今ニュースでよく聞く言葉を英単語で覚えてしまいましょう!

 

🌟coronavirus, COVID-19, novel coronavirus

ご存知、コロナウイルスの総称。
COVID-19は、『Corona』+『Virus』+『Disease』+『2019』、それぞれの頭文字とウイルスが発見された年が由来だそうです。
“virus”は日本語で言えば「ウイルス」、“disease”は「病気、弊害」。日本語の読み方のウイルスはラテン語読みなので、英語だと「ヴァイラス」のようにヴィの発音になりますね。同じように“vaccine”(ワクチン)も「ヴァクスィン」といった感じになるので、気をつけましょう!

 

🌟infection

「感染」。動詞は“infect”ですが、「病気をうつす、感染させる」という意味なので、「感染する」なら“be infected”となります。

例えば、“COVID-19 has infected 200 million people worldwide.”(世界中で200万人がコロナウイルスに感染した)という文は、“200 million people worldwide have been infected by COVID-19.”と言い換えが可能です。
コンピューターがウイルスに感染、といった時にもこのinfectという言葉が使われます。

 

🌟“case”、“recovery”

この場合の“case”は(ある病気の)症例、または容態や患者を表します。

“recovery”は「回復」という意味の名詞ですが、人に対して使う場合は「回復期の患者」という意味にもなります。また、“recovered patient”といったら回復した患者ですね。今回のコロナ関連のニュースでは“the number of confirmed cases”(確認されている感染者数)という表現もよく聞かれます。

 

🌟“pandemic”、“outbreak”、“epidemic”そして“endemic”

コロナウイルスのニュースを耳にするようになってから頻繁に聞く言葉のひとつに“pandemic”があると思います。日本語訳では「感染爆発」や「世界的大流行」と訳されたりしています。pandemic以外にも、outbreakや、またはepidemic, endemicという言葉も聞かれるかもしれません。英語にはこういった状況の時に使われる『感染の広がりの度合い』を表す言葉がいくつかあります。その違いをちょっと考えてみましょう。

まず流行の度合い的に“epidemic”から見ていきましょう。epidemicは「多くの感染例が短期間で一定の地域に多発している状態」です。これまでは流行がなかった地域にみられる予期せぬ状況、という感じで、『一定の期間に限られた現象』のことです。

それに対して“outbreak”は「(疫病や戦争・紛争の)突発的な発生、勃発」となります。ちなみにoutbreakをbreak outにすれば動詞となり、「~が発生(勃発)する」という意味になります。WHOの定義では『ある病気が通常予測される件数より多く発生すること』となっています。
e.g. (例)‘War for masks’ breaks out in Europe, US as coronavirus pandemic spreads“コロナウイルスの世界的流行の拡大につれて『マスクの戦争』が起きている”(CNNの見出しより)

そしてpandemic、今ニュースで最もよく聞く単語ですね。『パンデミック』として、すでに日本語化しています。エピデミック(epidemic)が同時期に複数の地域で発生することが
パンデミック(pandemic)です。WHOも当初は中国での新型コロナウイルスのbreakoutはpandemicではない、という見解を示していたのですよね。

ちなみに、やはり感染症を表す言葉で“endemic”という単語もあります。こちらは「一定の地域での定期的に繰り返される感染の広がり」の事です。例えば、水ぼうそう(chickenpox)は多くの国で、マラリアはアフリカなど一部の地域では“endemic”だと言えます。

 

🌟cluster

こちらも、残念ながらコロナ関連のニュースで最近よく耳にする言葉ですね。

元々は「集合、塊、群れ」という意味ですが英語圏ではIT関連、天文学など様々な分野で使われているそうです。疫学においては“disease cluster”が正式な英語なので、和製英語の“オーバーシュート(※日本では感染者数の爆発の意味で使われていますが、本来は「通り越す、行き過ぎる」の意味)と同じように、クラスターと言っただけではネイティブに伝わらない場合も?!ちなみに私は知らなかったのですが、ツイッターではクラスターは「○○好きの人の集まり」という意味でおなじみのようです。

🌟quarantine

「疫病などから隔離する(動詞)」、「隔離、検疫(名詞)」。

気になるその発音は、「クォランティーン」。元々私もこの単語は知らなかったのですが、緊急事態宣言が発表された頃に、イングリッシュビレッジの先生たちが頻繁に使っていたので覚えました。本来は『40日間』を意味するイタリア語だそうで、その昔、疫病に感染した街から来た船はイタリアのベネチアに入港し、40日間の海上停泊が求められた事がこの言葉の由来だそうです。

 

🌟self-isolation

最近になってからよく耳にするのがこの“self-isolation”。

“self-isolate”は『自己隔離する』という動詞として使えます。その名詞形が“self-isolation”ですね。日本語では『自宅待機』もこちらに相当するといえます。isolate「孤立させる、隔離する」という動詞を使う場合はisolate oneselfのように目的語が必要です。
e.g. You must isolate yourself for at least 14 days if you have symptoms of COVID-19. “コロナウイルスの症状があった場合は少なくとも14日間自己隔離しなくてはならない”

 

🌟social distancing

こちらも最近よくメディアで取り上げられる言葉で、現在コロナウイルス感染予防のため世界的に推奨されている事です。感染の拡大を防ぐために周囲の人との距離を取る、接触を避けることを指します。

WHOによると、このsocial distancingが今のところ感染の拡大を遅らせるための最も効果的(effective)な方法だそうです。各国の著名人たちもsocial distancingの大切さを取り上げ始めていることが話題になっていますね。日本のメディアでは『ソーシャル・ディスタンス』と表現したりしていますが、学術的に言えばこれは間違いで、social distanceとsocial distancingは別のものなので区別すべき、とのこと。Social distanceは社会学の用語で、社会的グループ(出身階層、人種、性別)においての心理的な距離の意味だそうです。こういった言葉の使い方の間違いから和製英語が生まれていくのかもしれませんね😫

いかがでしたでしょうか?
こんな逆境だからこそ、逆手にとって出来ることもある。今こそいろいろな事を学べるチャンスと思って、一緒にがんばってこの時期を乗り切りましょう!

Keep on trying!