アメリカ公立高校-選択授業の多さにびっくり?!【英会話と海外留学】
What’s up everyone! Moeno is back!
皆さん、こんにちは!こんばんは!新宿西口校スタッフのMoenoです。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、普段は【リアルな留学シリーズ】として私のアメリカ留学体験記を書かせていただいていますが、第9弾目となる今回は、新宿西口校のスクールブログとしてアメリカ公立高校の自由選択科目についてお話しさせて頂きます!
これまでの【リアルな留学シリーズ】も是非チェックしてみてくださいね〜!
★前回のリアルな留学クリスマス編は↓
アメリカ公立高校の選択授業の多さ
私Moenoは高校3年次に渡米し、約1年間をアメリカのミシガン州で過ごしました。公立高校に入り、現地の学生や世界各国の留学生達と一緒に勉強したわけですが・・・。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカの高校は選択科目が豊富で自分の将来に必要になりそうな科目や興味のある科目を2〜3科目選択して週に1回、多くても2回受けることができます。
高校によって、名称や内容が変わってきますが私の高校の場合は大きく分けて13に分けられていました。
①Art
②Business
③Communications
④Consumer Econ / Life Mgt
⑤English
⑥Math
⑦Music
⑧Phys Ed
⑨Science
⑩Social Studies
⑪Tech Ed
⑫World Languages
⑬Other Courses
上記の中でもそれぞれ10科目以上に分かれていて、授業の内容は色々変わってきます。その中でも私が選択したのは以下4科目。
-Design (①Art)
-Theater (③Communications)
-Clothing (④Consumer Econ / Life Mgt)
-Teen Leadership (⑭Other Courses)
【Design】美術
まずDesignのクラスですが、日本でいう美術の授業。取り組んだこととしては、一点透視図法(遠近法)を学んだり、紙粘土のようなものを使用して何かを象徴するものを作ったり・・・。1学期の間に沢山のことをした気がします。ちなみに学生生活中、美術の成績2か3の私です。それを踏まえてご覧ください・・・。
ちなみにこんなレベルでもカフェテリア横の掲示板に貼られていました(笑)
【Theater】演劇
シラバスを配られ、授業を13個の中から選択する際、英語力ゼロだった私は途中で面倒くさくなってしまったんです。「せめて一時間ぐらい楽しい授業を・・!」と説明も読まずに”Theater”という文字に惹かれ、選択。私を待っていたのは地獄です。
シェイクスピアを鑑賞、そして演劇について学んだわけですが、何と最終課題は“一人芝居”。まず同じ原稿が書かれた一枚の紙を渡され、その後にくじを引かされました。そこに書いてあるのは登場人物の感情や生い立ちなどの詳細。
当たり前ですが、同じ原稿でも演じ方や感情が違うと全く別の“一人芝居”になります。
最終的には面白かったのですが・・・。このクラス、私を含めて留学生が4人いたんです。それに気づいた先生が「留学生は母国語でも披露するように!」ととんでもないことを言い出しまして。
日本人は幸い私一人だけだったので誰からも引かれずに終わりましたが、クラスメイト誰一人理解できない日本語で堂々と演じる私の姿は今思い出しても笑えてきます。
↑何をしているのか忘れましたが(笑)Theater専用のクラスルーム
【Clothing】裁縫&プレゼン
家庭科のクラスです。選択科目というだけあって、とても自由なクラスでした。・・・というのも、授業内容はクラフトストアで好きな生地や必要なものを購入してきてバックや洋服を作ったり、洋服についてのプレゼンなど。
ただ、日本の場合は同じ説明書を見ながら皆で一斉に大体同じ速度で進めていくことが一般的だとは思いますが、私が通っていたアメリカの高校の場合はプレゼンと何かの作成が同時進行で行われるので何をどの早さで進めるのかは全て自分次第。
最終的に提出期限に間に合えばいいので、自由ではありますがその分計画性が大切になってきます。日本ではあまりない光景だなと思いながら授業を受けていました。
【Teen Leadership】ディスカッション&プレゼン&ボランティア活動
授業初日に一度クラスを変更し、ホストマザーと会議の上、再度取り直した問題のクラスです。
シラバスに書いてあることと言えばプレゼン、プレゼン、プレゼン、プレゼン・・・。血迷った私は「自分の将来のために!」と素晴らしいポジティブシンキングで選択。授業初日にまず自己紹介などを含めた3分間のプレゼンがあり、心が折れた私はカウンセラーの元へ直行。その日のうちに別のクラスを取り直したわけです。
しかしその日の夜。なぜ取り直したのかを問いただされ(お説教タイム)約3時間。気づけば目の前には前日にクラスを変えたいと話をしたカウンセラー。・・・というわけで結局1学期受けることに。どうするか悩んだのはたったの2日ですが、私には高校生活3年間過ごしたのではと思うくらい長い時間でした(苦笑)
さて、授業内容ですが先ほどもお伝えしたように基本はプレゼンテーションです。週に1度必ずプレゼンがあります。デザインやパワーポイント作成をするのが元々好きだった私にとってPCでの作業は決して苦ではありませんでしたが、最低でも5分から10分のスクリプトを作成するのは正直言って地獄でした。倍以上ある他のクラスの課題との両立は留学生活一番大変だったと言っても過言ではありません。
ここまで読むと“精神的に病みそうなクラス”に聞こえますが、実際はその後の学生生活に大きく影響を与えた数ヶ月だったんです。
“Teen Leadership”というくらいですから、リーダーシップや社会貢献、そして自己啓発などにフォーカスを置いた授業内容です。
行ったことの一つとしてボランティア活動があります。グループごとに自分達で何をするか、具体的な目的などを決めます。
私が実際に訪れたのはRonald McDonald Houseという病気の子供たちとその家族が滞在することができる施設です。日本にもに11箇所あるようですが、運営は全て寄付や募金、そしてボランティアのサポートで成り立っているそうです。主に食事の準備や掃除などを手伝いました。
勿論、ボランティア後はグループで15分から20分のプレゼンをしました。
またそれ以外には、教室内の壁に一人一人の名前が書いてある紙袋があり、授業中に「誰かの発言が良かった」や「今日来ていた服の色が〇〇に合っていた」などクラスメイトの良かった部分を紙に書き、授業終わりに自由に入れて帰るということも1学期中行われました。
散々なこと言って始まった一学期でしたが結果、唯一100%やりきったと自信を持って言うことができるような濃い時間を過ごすことができました。
逃げてばかりだった私の背中を押し続けてくれたホストマザーには感謝しかありません。
留学中の皆さん、そしてこの先留学を検討されている皆さん。普段は避けている道を当たって砕けろ精神で突き進むと、その後に大きな何かが待っています!(これは自信を持って言えます)
とにかく挑戦の連続ですが、やりきった自分を想像して頑張ってください!
-Moeno