2021.07.05

英語嫌いの原因【横浜校】

Hi,イングリッシュビレッジ横浜校のAtsukoです。

英語って好きな人と嫌いな人が本当に分かれるなと思います。

私の同級生の話ですが、市内で一番の高校を卒業し、慶応大学の法学部を卒業し現在は不動産の仕事をしている、いわゆるエリート男性がいます。英語の成績も悪くなかったはずですが、なぜか英語は苦手といいます。大手の英会話スクールに昔通ったことがあるそうですが、本人曰く脱落だそうです。それ以来、英語だけは避けていると。

なぜ英語が苦手だと思うのかと聞いたところ

①外国人との距離感
やっぱり苦手意識がつきまとう!

②日常会話と文法の整合性
文法通りに話そうとするため考えすぎて言葉がでてこない→先生を待たせているというプレッシャー→嫌になるという悪循環。

③リスニング力向上のため、何をやればいいか、しっかりした指針がない
とにかくこれを継続してってものを提示してくれたら、もう少し頑張れた気がする。

もう言っていることが秀才の言葉ですよね。

何も考えないのんきな私みたいなタイプの場合・・・。

①外国人との距離感なんて考えたこともなかったです。Bostonに行ってしまったから、外国人いっぱいいるのは何も考えず当たり前でした。

②先生を待たせているというプレッシャーも全くありませんでした。わからないから習っているわけで、今でもそれは変わりません。

③最近、ブログを書くにあたって初心に戻り自分のやってきたことを振り返ることが多いのですが、多分英語初心者という方もスクールにおいてある文法中心のテキストは読めるし理解できていると思うのです。それがわからないというよりは、やはりリスニングに慣れていないのではないかと思いました。

私の場合、文法の勉強をネイティブスピーカーから英語で学んだので、文法の勉強と一緒にリスニング力に繋がったと思います。現に、20年ぶりの英語で単語などはかなり忘れていましたが、講師の言っていることがわからないというような感じはありませんでした。日本語が全くわからない講師だと初めは心配な方もいると思いますが、EVには日本語のわかる講師も沢山いますし、どの講師も超ビギナーの生徒様とのレッスンに慣れていますのでご安心下さい。

「プレッシャーなんて感じたことない。Bostonの語学学校でも、EVのスタッフの中でもいつも自分が一番できないから、間違えたらどうしようなんて思わない。本番でできる為のレッスンだし」と彼に言うと「間違えてはいけないというような教育しか受けてないから、日本人は直される前にこういうもんだということを知りたがるんじゃないかな(予習)」と。更にグループレッスンの場合は、講師だけでなく、周りの人も待たせてしまうというプレッシャーがあったようなので、その点マンツーマンなら自分のペースで進めることができますね。

待たせてしまうことにプレッシャーとのことですが、確かにレッスンを受けていると英語というより質問に対する答えが思い浮かばないことがあります。

例えば、「あなたの親友は誰ですか?」という質問があったとします。
日本人同士の会話ですと、そのあとは
「いつからの付き合い?」「どこで知り合ったの?」
と言うような具体的な質問に繋がると思いますが、英語だと常に「Why?」なんですよね。

「Why?」と言われても、「気が合うし話していると楽しいから・・・」と皆同じような表現になり外国人から言わせると「決まり文句」だそうです。

「好きな食べ物はなんですか?」の質問だとしても「Why?」と聞かれたら「美味しいから」「好みの味だから」と。日本人同士の会話だとそんなに「なんで?」「なんで?」と聞かなくても通じるか「そうなんだ」で会話が終了することがほとんどですよね。

 

これはもう英語というより、カルチャーの問題だと思います。言葉を学ぶだけでなく、講師との会話の中で相手の国のカルチャーを学ぶことも外国人とコミュニケーションをとるということに含まれるのではないでしょうか。

私は、こういった質問の答えが浮かばない時はすぐに「How about you?」と逆に振ってしまいます。そこで講師が答えてくれると、話もまた広がりますし、自分の意見をいいやすくなることもあるからです。

質問に答えるだけでなく、是非皆さんも講師に色々質問してみて下さいね。質問文を考えるのも英語の勉強になります★

今まで試験勉強としての勉強しかしてこなかったという方も、是非コミュニケーションとして気楽に趣味としてまた英会話を楽しんでみませんか。苦手・難しいと思うところは、あなただけではなく多くの日本人がぶつかるポイントです。

講師、そしてスタッフにご相談いただき一つ一つ解決していきましょう。そして今度はあなたの周りの英語が苦手だと思っている方に「英語は楽しいよ」とお薦めしていただけたらと思います。

Atsuko